緊急事態が起こった時の乳幼児の栄養法
日本は地震国と言われます。
地震以外にも、災害を含めた緊急事態はいつ起こるか分かりません。
当事者になったときも、支援する側になったときも、知識があるかないかで、できることは全然違います。
適切な対応をするためだけでなく、不適切な対応をしてしまわないためにも、とても重要な話が続きます。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法
6.3 緊急事態の状況で生活する乳幼児
~なぜ緊急時には乳幼児の栄養法が例外的に脆弱になってしまうのか~
緊急時には、乳幼児は大人よりも病気・栄養失調によって具合が悪くなったり死亡したりしやすくなります(10)。
避難場所や水などの基本的な資源が不足することや、家族が肉体的・精神的ストレスを受けることによって、子どもの正しい栄養法は妨害されてしまうことが多いです。
お母さんが具合が悪くなったり、ケガをしたり、赤ちゃんと離れ離れになったりすることで、母乳育児がストップするかもしれません。
しかし、母乳育児は緊急時には特に役に立つのです(11)。
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