帝王切開で出産した場合|母乳育児の軌道の乗せ方
帝王切開で出産した場合は、母乳育児をどのように続ければうまくいくのかのガイドラインです。
帝王切開でも通常通り母乳育児は可能ですが、術後期は周りの配慮も必要になります。
WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」
第7章 乳房の管理と母乳育児におけるさまざまな障害
7.15 帝王切開
<授乳が確立するまでの注意点>
帝王切開後、お母さんは求めに応じて授乳を続けるべきですが、数日間は赤ちゃんを抱っこするために手助けが必要です。
寝そべったまま授乳をし、寝返りをうって快適な授乳体勢を取れるようになるために、介助が必要です(第2章2.11参照)。
病院のスタッフも、家族も、このように助けてあげましょう。
ほとんどのお母さんは、帝王切開による分娩後、適切な介助を受けた場合は、通常通り母乳育児ができます。
今まで母乳育児が困難になっていた原因
・お母さんが術後期に、「母乳育児を確立するために十分な支援」を受けられなかった場合
・赤ちゃんが、母乳以外の栄養を与えられていた場合
この「今まで母乳育児が困難になっていた原因」は、程度に差はあっても、多くの産科施設に当てはまるかもしれません。
母子に特に問題がなくても、産後何日も経ってから、やっと授乳を開始できるシステムのところもあるようです。
その場合、授乳の立ち上がり~確立するまでが、とても大変になることが多いです。
そのような場合も、お母さん自身が適切な知識を身につけておくことで、母乳育児にまつわる状況は大きく変わります。
母乳育児を軌道に乗せるために必須の基礎知識は?
最も短時間・少ない回数で母乳を効率よく飲ませるためには、ポジショニングのスキルが欠かせません。
しばらく赤ちゃんと離れて過ごす場合は搾乳の知識も役に立ちます。
母乳育児を軌道に乗せるための授乳方法も参考にどうぞ。
2017/4/2更新
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