繰り返す乳腺炎・たくさん飲んでくれない(4ヶ月)

経験談(母乳過多)

現在、母乳過多について寄せられる質問が多くなり、似たような質問をいただくこともあるため、同じような悩みの経験談がないか情報を探しやすくするために、コメント欄を整理させていただいています。

※コメントへの返信内容はあくまでコメントから推察されることであり、正解とは限りません。

母乳過多の改善方法は母子の組み合わせによって最適化する必要があるので、そのヒントとしてご利用ください。

 

2015年 4月 27日

はじめまして。こちらのブログを拝見させていただいて、すがる思いで書いています。

現在4ヶ月になる女の赤ちゃんを母乳のみで育てています。私は母乳分泌多過気味で、乳腺が開通している部分も少なく(しかも細いところもあります)、何度も乳腺炎になったり詰まったりしました。

乳腺炎が怖いのでいつも最初のおっぱいが少し楽になったくらいで、もう片方に変えてしまってます。こちらのブログにあるように、片方のおっぱいがふにゃふにゃになるまで授乳すると、もう片方のおっぱいがパンパンのまま次の授乳時間までまたないといけなくなると思うのですが、乳腺炎になったりしないのでしょうか?

最近赤ちゃんに満腹中枢ができてきたのか、哺乳量が少なくなったようにも感じています。このままでは古いお乳がたまって、また乳腺炎になってしまうのではないかとビクビクしています。

 

忙しいとは思いますが、是非アドバイスをお願いします。

※たいていの乳管は細いので、「細い部分があること」は、乳腺炎のリスク要因とはなりません。

ポジショニングがよくないと、乳腺がつぶれて母乳が外に出られなくなり、乳腺炎になりやすくなる可能性があります。

From sumire 

母乳の出過ぎも乳房トラブルも大変でしたね。少し、事実を整理させていただきますね。

まず、乳腺炎の原因ですが、母乳が古くなったから炎症がおこるのではなく、「溜まっている母乳量が乳房のキャパを超えてしまって、乳腺が炎症を起こした状態」とイメージするといいかもしれません。つまり、「授乳間隔が多少空くこと」「乳房がパンパンになっていること」自体は、すぐには乳腺炎の原因にはなりません。

ちなみに満期産児の場合は、産まれてすぐから自分に必要な母乳量が分かっているようです。

乳腺の開通具合、乳管の太さが乳腺炎や詰まりの主原因になるという論文も見たことがないので、もしかすると日本ならではの迷信かもしれません。

 

それらを踏まえたうえで、母乳過多の場合は短時間空くだけでもキャパオーバーになるリスクがあるので、片乳授乳は慎重に行う必要があります。

具体的には、乳腺炎や詰まりが起こりそうなサインが見られたら、無理せず時間割の区切り方を短くしたり、トラブルが避けられる程度の少量の搾乳をされるといいんじゃないかなと思います。

「パンパン」と一言でいっても、段階があると思うのですが、「トラブルにならない程度の満タン」をキープすることで、母乳の生産量が自然と減るメカニズムを利用した方法です。

 

2015年 4月 30日

そうなんですか!パンパンになったからといってすぐに乳腺炎になるわけではないのですね。おっぱいに無理しない程度に張らせておくということなんですね。

とっても分かりやすい説明をしていただいてありがとうございました!

もう一点だけお聞きしたいのですが、少し搾乳するとありますが、搾乳の方法についてはどうお考えですか?

病院では、指をCの字にして乳輪や乳首の回りを押さえて出す方法を教えてもらったのですが、これだと赤ちゃんが吸ってるのと同じ刺激になるのでまたお乳が分泌されるのではないかと思うんですが。かといって、おにぎり絞りと言われる乳房の部分を圧迫する方法だと乳腺が傷つくのではないかなと考えてしまいます。

分泌多過で片方ずつ授乳して、キャパシティーを越えないように少し搾乳する場合、どちらで搾乳した方が良いかsumireさんの考えを教えていただければと思います。

よろしくお願いします!

 

From sumire 

搾乳の仕方は細かく指定されてないので、やり方はなんでもいいのかもしれません。ただ、おっしゃる通り、乳首に触れるとその刺激で母乳を作るホルモンも分泌されるので、おにぎりしぼりにしてもいいかもしれません。あとは試行錯誤してみるしかないですが、苦痛にならない程度の力加減で、そっと圧迫してみるのはいかがでしょうか。

日が経つにつれ、搾乳しなくても大丈夫になっていけば、上手くいっているサインです。ただ、搾りすぎるとまたたくさん作られてしまうので、まずは、冷却(キンキンに冷やしすぎると、反動でよけいに張ってしまう可能性がある)をして、それでも我慢できない場合に搾乳、という順番がいいかもしれませんね。

母乳過多の場合の搾乳についての追加記事→母乳が出過ぎて辛い場合の搾乳のポイント

 

母乳過多の原因や対処法についての記事一覧は、母乳過多から見ることができます。

他の方の体験談は、経験談(母乳過多)から見ることができます。コメントする前に、似たような経験談が載っていないか探してみてくださいね。

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