赤ちゃんの月齢別・母乳の生産量をアップさせるコツ

食事制限やハーブティーや薬などに頼る前に、まずやるべきことがあります。

理屈はさておき、「実際にどうすれば効果があるのか?」を、WHOのガイドラインを元にまとめました。

 


●赤ちゃんが新生児期の場合●

直母での授乳回数を増やすほど、また、授乳時間を長くするほど、母乳の「生産量」が増える黄金期です。

直母できない場合は、搾乳によって乳首を刺激すればするほど増えます。

 

最適な授乳回数は母子の組み合わせによって様々ですが、分泌アップを目指すなら、1日に授乳(直母できない場合は搾乳)する目安は8-12回以上です。

 

特に、「夜間は母乳の生産量が増えるゴールデンタイム」です。

もし赤ちゃんが起きないからと夜間授乳しないと、

  • 生産量がそれ以上増えないリスク
  • 生産量が今よりも減ってしまうリスク

をダブルで背負うことになるかもしれません。

 

授乳にかかる時間は気にせず、赤ちゃんが自分から口を外すまで飲ませても大丈夫です。

 

片方を飲み終わったら、もう片方も飲ませてみます(飲まなかったら、次回はそっちから飲ませる)

 

長時間飲める赤ちゃんなら、授乳時間は30分以上かかることもよくあるかもしれません。

非常に短時間しか飲めない赤ちゃんなら、授乳回数が1日に20回くらいになることもあるかもしれません。

 

授乳中に乳首に痛みがある場合や、赤ちゃんの体重の増え方が少ない場合は、赤ちゃんが乳房に吸着する仕方が悪くて、十分に飲めていない可能性があります。

母乳を効率よく飲むためには、ポジショニングを見直す必要があります。

 

 

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何日頑張れば増える?母乳の生産能力の変化の仕方 

「母乳育児が軌道に乗る授乳方法」のやり方・疑問・悩み|まとめ

 


●赤ちゃんが月齢1カ月以上6カ月未満の場合●

授乳回数を多くするほど、母乳の生産量はアップします。

 

意図的に授乳時間を長くしても、母乳の生産量アップには関係しないかもしれません。

時間帯によって、母乳の生産量に違いはないかもしれません。

 

夜間授乳は、母乳の生産量を維持するために重要です。

もし赤ちゃんが起きないからと夜間授乳をしないと、

  • 乳房に溜まった成分が母乳の分泌を抑えてしまうリスク
  • 早期に月経再開して母乳の生産量が減るリスク

をダブルで背負う危険性が高くなります。

 

最適な授乳回数は母子の組み合わせによって様々ですが、分泌アップを目指すなら、1日に授乳(直母できない場合は搾乳)する目安は8-12回以上です。

赤ちゃんが自分から口を離すまで飲ませ、続いて、もう片方も飲ませてみます(飲まなかったら次回はそっちから飲ませる)

 

1日のうち、授乳間隔が2時間以上空くことが一度もない場合、または、授乳が30分以内に終わることが一度もない場合は、乳房への吸着の仕方が悪く、十分に飲めていない可能性があります。

母乳を効率よく飲むためには、ポジショニングを見直す必要があります。

 

混合栄養の場合は、ミルクの量を増やすほど、母乳は減ってしまうかもしれません。

ミルクを増やす前に、授乳の仕方を改善できるといいです。

 

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●赤ちゃんが月齢6カ月以上の場合●

母乳量を増やすための授乳の仕方は、月齢1か月以降はずっと同じです。

「月齢が進むと、母乳量を増やすことが難しくなる」わけではなく、「母乳量は月齢と共に自然に減る」わけでもなく、常に、「飲ませた分だけ作られる仕組み」になっています。

 

月齢6カ月以降は、補完食が始まるので、哺乳回数が減れば、生産量も減ります。

一般的には、2歳以上まで母乳も重要な栄養源となるので、できるだけ授乳を続けられると、乳幼児期だけでなく、一生を通じて健康で丈夫な体を手に入れられる手助けができるかもしれません。

 

混合栄養の場合は、哺乳量が減ってきた場合、母乳の授乳回数を減らすのではなく、ミルクの補足量を減らした方が、質の高い栄養素を確保しやすくなります。

母乳と補完食の関係はこちら↓

3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです

 

 

多くのお母さんが経験する母乳不足感

一般的に、赤ちゃんの様子で困ったことがあると、何かとおっぱいのせいにされがちです。

そのため、たとえ必要以上に母乳が作られていたとしても、「母乳が出ていない」と感じることも珍しくありません。

母乳育児を軌道に乗せるために必要なのは、運や根性ではなく、知識とスキルです。

張らないおっぱい・少ない搾乳や直母量に不安を感じたら、母乳不足感の知識が、迷信を撃退する助けになります。

書籍「ちょっと理系な育児 母乳育児編」に、母乳不足感を打ち消すための科学的知識がまとめられています。

2017/4/16更新

 

 

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コメント

    • しおん
    • 2014年 1月 22日

    Sumireさま

    遅ればせながらあけましておめでとうございます。今年もブログ、楽しみにしております。
    質問にお答えいただき、またあたらしい記事まで書いてくださってどうもありがとうございます!

    子供がMacbookの脇に置いてあった水のはいったコップを持ち上げようとしたので、慌てて子供の手からコップを奪ったのですが、なぜか私がMacBookの上から水をこぼしてしまい…まったく何を考えていたのでしょうか。
    主人がやっとの思いでキーボードを交換してくれましたので、またキーボードが使えるようになりました。
    それまでは携帯の方から拝見させていただいておりましたが、お礼が大変遅くなり、大変失礼いたしました。

    仕事に復帰して1ヶ月以上が経ちますが、母乳育児の方、順調に続けております。
    仕事場に搾乳機を持ち込んで、ちょっとした隙をみて1分でも2分でも搾乳するようにしています。すごく忙しい日は搾乳する間が無いこともありますが、仕事のあと一気に搾乳すると150ミリ位しぼれるので、冷凍して次の出勤日のために保存しています。

    これからも悩めるお母さんたちの力になってくださいね!応援しています。

    • しおん
    • 2014年 1月 22日

    ちなみにフェイスブックでLikeしました!私が一人目のようでなんだかうれしいです(*^ω^*)

    • お久しぶりです(^^)
      その後気になってましたが、順調に両立を続けられているようで安心しました。
      仕事の合間の搾乳も大変だと思いますが、きっと、赤ちゃんにとっても見えない所で力になってくれていると思います★

      子どもの失敗を警戒して、結局、大人の方が大事件をしでかすこと、よく!あります(^^;)

      Facebookのlikeありがとうございます!まだ未完成ですが、そのうち動き出す予定です。

    • おにぎり
    • 2017年 4月 17日

    こんにちは。そろそろ3ヶ月の女児を育てています。母乳で悩み、こちらのサイトを繰り返し熟読させてもらっています。そして今になって頻回授乳の意味がようやく肝に落ちた次第です。これまでも1日平均8回と決して少ない方ではありませんでしたが、私には不十分の回数だったようです。子どもの哺乳下手&母乳不足のダブルパンチで体重増加が芳しくなくミルク量が増えているため、母乳量アップのためにさらに授乳回数を増やしてみることにしました。
    そこで実際にやってみると疑問が湧いてきます。
    1、頻回になればなるほど一回の授乳時間が短くなりがちで、哺乳量も少なめ(スケールで毎回測っています)ですが、その点は問題ないのでしょうか?
    2、最近は夜寝かしつけると朝までノンストップで寝るので、夜中2、3時間おきに授乳で起こしますが、子どもの生活リズムを整えることとの兼ね合いはどう考えれば良いのでしょうか?
    3、私がカップフィーディングをしていても、夫はラクラク哺乳瓶をつかいたがります。哺乳瓶を併用しているなら私が時間をかけてカップフィーディングするのはあまり意味がないでしょうか?

    以上、長々と申し訳ありません。お時間あればお返事いただければ幸いです。こちらのサイトにはいつも助けていただき本当に感謝しています^_^

    • こんにちは。さっそくご質問に答えさせていただきます。
      1、2時間おき授乳 vs 4時間おき授乳をご覧になると不安解消できるでしょうか?
      2、分かりません。お互いが楽だと感じる方法であれば、それでいいんじゃないかなと思います(寝たまま添い乳する・夜中は搾乳だけして日中に飲ませる、などのやり方もあります)
      3、カップフィーディングは、「食欲をコントロールしやすい(飲み過ぎにくい)」「必要なスキンシップを得やすい(親子のコミュニケーション能力アップが期待できる)」などのメリットもあるので、併用しても意味があると思います!

        • おにぎり
        • 2017年 4月 18日

        早速の回答ありがとうございました!
        これまで泣くたびに授乳してはいましたが、1日8回程度、そのうち出るようになるのだろうと思い、ここまできてしまいました。もうすぐ子どもも3ヶ月。体重の増加も鈍いのでもう完母は無理なのかなと半ば諦めていますが、できる限りのことはやってみようとあがいているところです。子どもにおっぱい拒否される時などは正直落ち込みますが、今後は子どもの体重の確保を1番に、とりあえず頻回で頑張ろうと思います。ありがとうございました^_^

        • 母乳のみになっても、ミルクを併用することにしても、自分は十分にうまくやれている!と思えるようになるよう、応援しています。
          必要な知識として、母乳不足感飲まないもお役に立てるかもしれません。

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