これで外出時も安心!授乳クッションいらずの授乳姿勢

授乳クッションなしの授乳ができると、

「帰省や外出時など、授乳クッションがない時も困らない」というだけでなく、

「自分たちに最適な授乳姿勢を模索しやすい」という大きなメリットがあります。

楽な授乳姿勢の探し方のヒントをまとめます。

どこに座るかで哺乳効率は変わる

まずは、赤ちゃんのポジショニングを理解します。次に、その赤ちゃんの良いポジショニングを楽にキープできる母親の姿勢を模索します。

赤ちゃんのポジショニングは必須項目!

自由で楽な授乳姿勢を手に入れるためには、良い赤ちゃんのポジショニングを理解することが欠かせません。【母乳が出る・出ないはポジショニングで決まる】でチェックしておきましょう。

  • 座る高さを選ぶ

授乳クッションは、赤ちゃんのポジショニング調整に使われますが、お母さんが座る場所の地面からの高さを変えるだけでも、ポジショニングは簡単に変わります。

例として、「椅子・クッション・布団や座布団に座った場合」の3パターンを比べてみます。

Fig.40

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太ももも使って赤ちゃんを支える場合、おっぱいまでの距離が変わってきます。おっぱいまでの距離が近すぎても遠すぎても、良いポジショニングは保ちにくいです。

Fig.41

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自分と赤ちゃんの体格の組み合わせによって、おっぱいまでの距離が合っている(=赤ちゃんの良いポジショニングがキープしやすい)姿勢を探します。

Fig.42

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座る高さによって、授乳しやすさが全然違うことに気づけたでしょうか。

・ひざの角度を変える

座布団や布団のように低い場所に座った状態で授乳する場合は、ひざの角度を変えることで赤ちゃんの位置を微調整することもできます。

Fig.43

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最適な姿勢は?

ちょっとした工夫で、授乳の快適さが大きく変わることに気づけたら、あとはいろいろ自由に工夫しながら、ベストの姿勢を探してみてください。

良い姿勢の目安

・赤ちゃんの良いポジションがキープしやすい

・同じ姿勢を続けても辛くない

赤ちゃんの体が大きくなるにつれて、同じ高さのままではポジショニングが崩れやすくなるので、座るところの高さを少し高くしたり、ひざの角度を変えたり、縦抱きにしていたのを横抱きにしたりと、常に最適化していきます

最適な高さが選べない場合

たとえば、外出先で授乳することになった時など、ちょうどいい高さが選べない場合は、足を組んで高さを調整することもできます。

  • 足を組んだ太ももの付け根に赤ちゃんのお尻を乗せ、おっぱいに吸着させます。赤ちゃんの股関節を自分に密着させるイメージで、しっかりお尻を抱き寄せます。
  • それでも高さが足りない場合は、すこし前かがみになっておっぱいに吸着させます。
    そのまま前かがみの姿勢で授乳を続けると、お互いのポジションが良くないので、おっぱいに吸着できたら赤ちゃんを抱き上げて、後ろによりかかって授乳します。
  • 寄りかかるところがない場合は、背筋を伸ばして赤ちゃんの重心を自分の体幹で支えるようなイメージで抱っこしながら授乳するといいかもしれません。

赤ちゃんの重心を意識して

腕や肩がつらい場合は、抱っこの仕方がよくないかもしれません。楽な抱っこのポイントは、【レイドバック法】が参考になります。

赤ちゃんの最適なポジショニングさえ理解・習得できてしまえば、どんな場所でもどんな状況でも授乳できるので、外出も怖くありません。

母乳育児の経験が浅いほど、すぐに「これだ!」とは感覚的に分からないかもしれませんが、何度も授乳するうちに、「やっぱりしんどいかも?」「これは楽だな」などと分かってくると思います。

一度で上手く授乳できないからと焦らず、気長に試してみてくださいね。

ポジショニングは母乳育児を楽にする必須のスキル!

哺乳不足・しこり・詰まり・乳腺炎などのトラブルを根本解決するためには、授乳スキルが重要です。タグ#ポジショニングからチェックしておきましょう。

授乳のタイミングについては【母乳育児が軌道に乗るやり方・疑問・悩み】が役に立ちます。

※この記事は現時点でのsumireの経験・考察をもとに書いているので、今後知識や経験が増えるにつれて情報を更新する可能性があります

2017/5/13更新

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