ハンセン病と母乳育児|授乳OKな薬・NGな薬|WHO
WHOが発表している、「授乳中に飲める薬と飲めない薬」の一覧表のうち、ハンセン病治療に使われる薬が、授乳にどのような影響を与えるかのリストです。
WHO必須医薬品リスト第11版「母乳育児と母親の薬物療法」
6.2 抗菌薬
一般情報:薬剤が母乳中に移行する場合、赤ちゃんの腸内細菌バランスを変えてしまう可能性があります。赤ちゃんに鵞口瘡や下痢などの胃腸障害が出ないか観察しましょう。もし生じた場合は、服薬を中止し、必要なら代替薬を選びましょう。授乳は続けましょう。
6.2.3 ハンセン病治療薬
●リファンピシン
商品名:リファジン、アプテシン、など
授乳と両立できます。
●クロファジミン
商品名:ランプレン
肌が変色するかもしれませんが、元に戻ります。
●ダプソン
授乳と両立できます。赤ちゃんに副作用が出ないか観察しましょう(溶血・黄疸)。早産児や月齢1カ月未満の乳児の場合は、特に注意が必要です。G-6-PD欠損の乳児の場合は、避けましょう。
安全性の分類方法を詳しく知りたい→※一覧表の使い方
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