起こして飲ませるべき?夜間授乳がない赤ちゃん

夜間授乳

一般的には、「ミルクで育てると夜通し寝るけど、母乳で育てると頻回に起きる」と信じられています。

でも実際は、夜間授乳があるかどうかは、栄養法より個人差が大きく、このブログでも、母乳で育つ赤ちゃんが夜起きないために、どう対処するべきか悩むお母さんの声が後をたちません。

 

夜間授乳の回数はどのくらいが妥当?

前提として、それぞれの母子によって最適なパターンは違うので、一部で言われているように「夜間も3時間おきに授乳しないと母乳がまずくなる」ということはないですし、「5時間までならOK」あるいは「10時間空いても大丈夫!」などと一般化することもできません。

自分たちに合ったやり方を探る必要があるので、そのヒントとして、WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」を参考に、4つのテーマで、注意したい場合と、問題ない場合のポイントをまとめたいと思います。

 

赤ちゃんの成長

赤ちゃんの成長が順調かどうかで、大人が授乳パターンに介入すべきかどうかが変わります。

赤ちゃんが十分な母乳を飲めているかどうかは、おしっこと成長曲線でのみ、判断できます。

 

①注意したい場合

赤ちゃんの成長が順調じゃない場合は、大人が意識的に授乳回数を増やしたり、追加で搾乳を飲ませたりする必要があるかもしれません。

特に、眠りがちでおっぱいを欲しがるサインが控えめな赤ちゃんは、哺乳量が少なくなってしまうことがあります。

 

②問題ない場合

赤ちゃんが順調に成長していれば、その子はそういう授乳パターンだということでしょう。

 

乳房トラブルのリスク

一般的には、授乳間隔が普段より空くと、母乳が過剰に溜まることによって、乳腺炎などのトラブルのリスクが上がります

 

①注意したい場合

授乳間隔が空くことで痛みなどのトラブルのサインが見られる場合は、過剰に張る前に、授乳か搾乳のどちらかやりやすい方をした方がいいと考えられます。

搾乳する場合は、きれいに洗って完全に乾かしたコップに搾乳してラップで密封して室温放置し、翌朝そのまま赤ちゃんに飲ませることもできます。

 

②問題ない場合

授乳間隔が空いても、痛みや過剰な張りなどのトラブルのサインがなければ、気にしなくて大丈夫かもしれません。

 

お母さんの月経再開

夜間授乳がないと、産後早期に月経再開する可能性が高まります

 

①注意したい場合

月経再開による心身の負担を避けたい場合や、産後早期の妊娠リスクを減らしたい場合は、授乳か搾乳をした方がいいかもしれません。

 

②問題ない場合

月経再開しても構わない場合は、気にしなくていいかもしれません。

赤ちゃんの月齢が6ヶ月以降になると、頻回授乳していても受胎能が高まる傾向があるようなので、気にしなくてもいいと思います。

 

母乳の生産量低下

一般的には、1日の授乳回数が5〜6回以下になると、乳腺組織が縮小していくと考えられます。

 

①注意したい場合

1日トータルの授乳回数が1ケタの場合は、赤ちゃんのおしっこと成長曲線を経過観察することで、いつの間にか哺乳量が減ったとしてもすぐに気づけます。

母乳は数日単位でいきなり止まったりはしないので、もし生産量が減りすぎたとしても、授乳回数が増えれば生産量も戻ると考えられます。

 

②問題ない場合

夜間授乳がなくても、1日トータルの授乳回数が10回以上あれば、その子はそういう授乳パターンだということでしょう。

中には、1日7〜8回の授乳で長期的に上手くいく場合もあると考えられます。

 

最後に

一般的には、夜間授乳をしていた方が、赤ちゃんやお母さんにとって都合が良いことが多いので、「夜間授乳が全くなくても、お互い大丈夫」なパターンは少ないかもしれません。

注意すべきポイントを知った上で、自分たちがどんなパターンが合っているか試してみて、もし赤ちゃんの哺乳量不足や乳房トラブルなどのサインなどが見られたら、早めにやり方を変えれば十分だと思います。

一律に3時間おきに目覚ましをかけるのではなく、「私たちは4時間くらいなら大丈夫かも」「私たちは5時間」「今は6時間空いても大丈夫」など、自分たちにとって、より快適な方法を探る助けになりましたら幸いです。

 

参考:WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

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