乳首が痛い・頻繁に詰まる・カンカンに張る(生後40日)

経験談(母乳過多)

現在、母乳過多について寄せられる質問が多くなり、似たような質問をいただくこともあるため、同じような悩みの経験談がないか情報を探しやすくするために、コメント欄を整理させていただいています。

※コメントへの返信内容はあくまでコメントから推察されることであり、正解とは限りません。

母乳過多の改善方法は母子の組み合わせによって最適化する必要があるので、そのヒントとしてご利用ください。

 

2015年 5月 20日

初めまして。

母乳分泌過多で調べていたところ、こちらのブログにたどり着きました。

現在生後40日の子がいます。

退院翌日から急激におっぱいがではじめ、カンカンに張って産院に駆け込みました。

右のおっぱいのくわえ方に問題があるのか、右側の乳首や乳輪に痛みが続いていたこともあり、抱き方や授乳方法の指導を受けましたが一ヶ月経っても痛みは続いています。

更に右乳の張りはひどくなり乳輪もむくみ、授乳時は母乳があふれて子はむせかえってしまいます。

両乳10分交代であげていたところよく吐くようになり、片側授乳にしたところです。

今はとりあえず3時間ごとの時間割で始めて4日目です。

左乳は吸わせるとふにゃふにゃになるのですが、右はしこりもあり、左乳の授乳時に右側も圧抜きをしないと異様に腫れてしまいます。

そこでお聞きしたいのですが、

1.右乳の授乳回数を減らしたほうが良いのでしょうか?

2.その場合、右乳はかなり張って辛く、子も飲みづらそうなのですが圧抜きは変わらず実施して良いのでしょうか?

3.右乳の張りと分泌過多が治まれば、乳首や乳輪の痛みはマシになりますか?

4.1日に一回ほど、右乳授乳後、2時間程度針で刺されたようなチクチクした痛みが続きます。

これは何でしょうか?

 

授乳がうまくいかずかなり追い詰められてしまっています。

長くなり恐縮ですが、教えていただければ幸いです。

 

From sumire 

それは大変でしたね。4日経ってみて、左だけが初日より落ち着いてきたのでしょうか。もし効果がない場合は、やり方を変える必要があります。

 

1.授乳回数より、まずは時間割を見直してみるといいかもしれません。

左右差が大きいとのことなので、時間割も左右で差をつけて、例えば右:3時間/左:4時間、それが無理なら右:2時間/左:3時間(左を重点的に授乳する!)としてみるのはいかがでしょうか。赤ちゃんが欲しがるたびに授乳してみてください。

 

2.圧抜きした母乳量は1日どのくらいになっていますか?圧抜きの量・回数ともに、1日ごとに減っているなら、多少の搾乳は問題ないと思いますが、量も回数も変わらない場合は、圧抜きした母乳も捨てずに飲ませてあげるといいかもしれません(トータルで余分な生産を減らすことが期待できる)。

 

3.痛みの原因はいろいろ考えられるかもしれませんが、まずは母乳過多の可能性を消したいですね。

 

4.母乳がキャパオーバーになって、軽い炎症が起こっているのかもしれません。今後もそれ以上に張ることがないよう、気を付ける目安になると思います。自然に治らない・我慢できない痛みが生じた場合は、やり方を変える必要があると思います。

 

1日中授乳のことを考えなきゃいけないのはとても辛いですよね。数日試して全く改善がみられなければ、どんなやり方にしてどんな状況か(改善点・問題点)を詳しく教えてくだされば、また一緒に考えてみたいと思います。

※圧抜き・搾乳する場合の注意点について→母乳が出過ぎて辛い場合の搾乳のポイント

乳首が痛む場合はポジショニングがよくない可能性があります。

2015年 5月 20日

早々のご返信、ありがとうございます。

今ちょうど急成長期と呼ばれる時期に突入したのか、一日中泣き、おっぱいも頻回に求めるのでこの方法がうまくいっているか判断しかねるところです。

今後はひとまず左3時間、右2時間でトライしてみます。

圧抜きと搾乳は同じと考えたほうが良いですか?

圧抜きなら問題ないかと、シャワー状に出るものはすっかり出していました。

3分以内、100ccもいかないぐらいです。

シャワーが出ると子供が飲めないのと、元々陥没気味の乳首なので乳輪のむくみをとるという目的で実施しています。

(それでもおっぱいは硬いので、大口開けて飲んでくれず困っています)

 

右側はしこりがあるので、しこりが取れるぐらいにしたいと思い、

圧抜き+授乳で張りがすっかり取れるレベルを目指していましたが、

sumireさんの意図するところは右胸をからっぽにしない、ふにゃふにゃにしないということですか?

他の方へのお返事で、ある程度の張りは残すとありましたが、カチカチの状態でキープするのが怖いです。

どういう状態になったら乳腺炎の危険へとつながりますか?

今は圧抜きより冷却を優先しようと思うのですが、

保冷剤+タオルは乳房を冷やしても問題ないですか?

乳管がつまるという話も聞くのですが、産院では特に何も言われませんでした。

脇のリンパを冷やす方が正しいですか?

 

またご教示いただけますか?お手数ですがよろしくお願いいたします。

 

From sumire 

取り急ぎ、気づいたことをまとめます!

①圧抜きについて

圧抜きと搾乳は同じことです。1日トータルで100㏄程度なら問題ないかもしれませんが、1回量だとするとかなり多いので、これが過分泌を亢進している原因だと推察します。

もし、左側を授乳中に右側もそれだけの量の搾乳をしているとなると、時間割授乳になっていないので(1日中、右胸ばかり授乳しているのと同じこと)、ますます過分泌が進んでいる危険性もあります。

母乳は除去された分だけ作られるので、赤ちゃんが飲む分以外に出している量を減らしていかないと、生産量は減りません。

 

②張りについて

おっしゃる通り、右胸を満タンの状態でキープすることで、分泌低下が期待できます。通常は3時間くらい空いても乳腺炎になることはないのですが、重症の分泌過多の場合はリスクが高いので、慎重に行う必要があります。どこまでがセーフでどこからアウトかは人によって違う(満タンになってからキャパオーバーになるまでにかかる時間などが違う)ので、自分のサインに敏感になるしかないかも。。。

特に初日は張りの不快感を感じることが多いようですが、そこを超えると減り始めるので、無理のない程度(少量の搾乳はOK)で満タンをキープするのが苦痛を最小限にする方法かもしれません。生産量がちょうどよくなれば、スッキリするまで飲んでくれた!が毎日続くので、まずは生産量を抑えることを優先してみるのはいかがでしょうか。

 

③冷やし方

そもそも、冷却することで生産量が抑えられるかどうかは不明で、どちらかというと不快感を和らげる目的でされているのかもしれません(血流量を抑えることで張りを緩和する効果はあるかも)。乳房でも脇でも心地よいなら冷やしていいと思いますが、キンキンに冷やすと逆に張ってしまう危険性もあるので、何で冷やす場合も、マイルドな冷却にとどめられた方がいいかもしれません。

 

④授乳の仕方について

乳首をほぐす場合は、毎回の授乳の直前がおすすめです(前もってやっても元に戻ってしまう)。陥没乳頭の対処法も参考になるかと思います。母乳の勢いが強くてむせる場合は、赤ちゃんをおっぱいに吸着させたらそのままあお向けになって、赤ちゃんが覆いかぶさってくるような体勢で授乳すると、むせにくくなります。

 

2015年 5月 23日

色々と教えていただいてありがとうございます。

大変参考になりました。

実はその夜から急に脇の下のリンパ節が痛み出し、右胸が赤く腫れてきたため、翌日急遽産院の母乳外来に行ってきました。

乳腺炎の予兆だったようで、痛いマッサージによって詰まりを解消していただきました。

どうやら産後すぐから詰まっていた部分があるようで、それが満を辞して悪さをしたという感じのようです。

とりあえず今は発熱しないかの様子見をしています。

また、乳房への吸着もうまくいっていなかったためチクチクズキズキの痛みも解消されていなかったとのことです。

こちらのサイトの図解を参考にさせていただき、今日からまた気持ち新たに授乳をしているのですが(なかなかうまくいきませんが)

片側ずつをしっかり飲ませるよう助産師さんからも指導を受けています。

ふと疑問を感じたのですが、飲み残したおっぱいは再吸収されると聞きました。

しかし実際、私のおっぱいの中に古い飲み残しがあったため、しこりや詰まりに発展したと思っています。

現に昨日マッサージでふにゃふにゃになったおっぱいは、すでに硬い部分が触れます。

この硬い部分は詰まりであり、飲み残し=しこりですよね。

これを毎回なくなるまで搾乳するのは難しく、また搾乳は分泌を呼んでしまうので、過多の私にはよくないのか、しかし詰まりを放っておくと、また今回のようになるのではないかと恐ろしく思います。

授乳後しこりを取りきるべきですか?

搾乳も挑戦しましたがあまりうまくしぼれませんでした。

 

 From sumire

それは大変でしたね。。。前回のコメントでも書きましたが、最近、「元々過多だった右胸中心に、圧抜きにより母乳を除去していた」こともあって、生産量が過去最多になっている可能性はないでしょうか?

もしそうなら、授乳の仕方と搾乳量を把握して、少なくとも現状より生産量が多くならないようにすれば、再び炎症を起こすリスクは低いんじゃないかなと思います。これまで答えていただいていない質問もいくつかあるのと、その母乳外来でどんな話をされたのかが分からないので、推測に限りがありますが。。。

通常は、しこりはトラブルのサインですが、母乳過多の場合はしこりと過分泌のどちらを優先して対処するか、その都度慎重に判断した方がいいと思います。

 

2015年 6月 06日

その後、おっぱいの調子が落ち着いたのでお礼を言わせてください!

母乳外来でのマッサージの三日後、再びゴリゴリになってしまいまたマッサージを受けてきました。

過多の右胸を絞りきってもらい、ようやくリセットできたようです。

おっぱいトラブルあたりから子の体重も増えておらず、心配していましたが、増加が見られ出しました。

乳房への吸着もうまくいったようです!

おっしゃる通り、右胸は過去最大の過多状態だったようで、排乳以降10日経ちますが順調です。

片側授乳も続けていますが、ふにゃふにゃになってもう片方のおっぱいへ移行することがほとんどです。

おっぱいの張りも夜間以外はほぼなく、今まで3時間おきの授乳だったのが2時間たつまでに欲しがり、授乳時間が格段に延びました。

今までと全然違うのでおっぱいの生産が急に止まったのではないかと心配しました。

しかし母乳不足感の記事をたくさん拝読し、特に母乳過多が落ち着いた後の注意点、まさに当てはまることだらけでした。

今の頻回授乳は逆に自然なことであること、赤ちゃん主導であることが理解できました。

うんちとおしっこはしっかりでているので張りが少ないおっぱいでも大丈夫と思えます。

これからも飲みたいときに飲みたいだけ、を意識していきます。

ありがとうございました。

 

From sumire 

結果報告していただきありがとうございます。過分泌が治まったとのこと、本当によかったですね。

赤ちゃん主導の授乳をしていると、前回の授乳の30分後だったり、3時間後だったりと、バラバラになるのが自然なことなので、多すぎ(例えば1日20回以上など)・少なすぎ(5-6回以下など)でなければ、気にしなくて大丈夫なんですよね(重要なのは体重変化とおしっこの様子なので)

 

母乳過多の原因や対処法についての記事一覧は、母乳過多から見ることができます。

他の方の体験談は、経験談(母乳過多)から見ることができます。コメントする前に、似たような経験談が載っていないか探してみてくださいね。

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