いつも苦しそう・体をよじってうなる・大量の吐乳(生後25日)

経験談(母乳過多)

現在、母乳過多について寄せられる質問が多くなり、似たような質問をいただくこともあるため、同じような悩みの経験談がないか情報を探しやすくするために、コメント欄を整理させていただいています。

※コメントへの返信内容はあくまでコメントから推察されることであり、正解とは限りません。

母乳過多の改善方法は母子の組み合わせによって最適化する必要があるので、そのヒントとしてご利用ください。

 

2016年 7月 11日

生後25日の男児を母乳で育てています。

大量の吐き戻しと唸りと検索して、たどり着きました。

私も母乳過多の症状に当てはまるし、子供は乳糖過負荷と過飲症候群の各々一部に当てはまります。

子供は、機嫌が良い時が少なく、うなりやギャン泣きで昼寝も不得意です。横にすると体をよじって唸ります。

 

産院で教わった5分交代2往復の授乳から、子供主導の授乳に変えてみて3日目です。

3~4時間寝たあとは片胸20分ほど飲んでいますが、「自然と口を離」したことがありません。目を閉じて口の動きが止まりますが、乳首を抜こうとするとまた吸い出します。

→そういう時は20分で切り上げていますが、これで良いでしょうか?

 

夜中は2~3時間で泣いて起きるので、前回とは反対側から飲ませますが、5~10分程で口の動きが止まります。乳首を抜くとそのまま寝付きますが、すぐにぐずりだし、吐き戻します。飲み足りないのかと同じ方からあげてもあまり吸わず、でも寝かせると吐き戻します。

→後乳までたどり着いていないため、もっと飲みたいのでしょうか?飲みたいだけ飲ませたいのですが、頻繁に吐くので、量は充分なのかとも思います。

 

ふにゃふにゃという感覚がまだつかめないのですが、柔らかくはなっているので、飲みきったと判断して、次の授乳(子供主導だとだいたい3時間は空くので)は反対側からあげています。

→もっと同じ方からあげた方が良いでしょうか?

 

たまに1時間くらいであげるときは同じ方からあげていますが、すでに少し張っています。

→間隔が短い場合は5分ほどしか飲みませんが、後乳を飲めているのでしょうか?またそれでも吐くときがあります。

 

書いていて疑問がまとまってきました。飲みたいだけ飲ませて、でも限界まで飲んで吐くときはどうしたら良いのでしょうか?

後乳までしっかり飲めていれば、消化不良がなくなり、ガスも減り、不快感による唸りや吐き戻しも減るという理解であっていますか?

 

子供がいつも苦しそうなのでかわいそうで、吐き戻しで私も参っています……

お忙しいところ恐縮ですが、アドバイスいただければ嬉しいです。

 

From sumire 

まだ新生児期でお世話のペースもつかめない中、お子さんの落ち着かない様子は、本当に大変だと思います。

 

おっしゃる通り、お子さんの様子は、母乳の飲み過ぎかもしれません。さらに、「1時間くらい空くとすでに少し張っている」「ふにゃふにゃという感覚がつかめない」など、コメントを拝見する限りでは、母乳過多だと推察されます。

 

なので、まずは、母乳過多の症状を抑えられるといいんじゃないかなと思いますが、たとえば、4時間区切りの時間割授乳をしてみるのはいかがでしょうか。

「我慢できないほど張ってしまって4時間ももたない」など、問題があれば、またコメントくださいね。

 

母乳過多が治まるまでは、途中で授乳を切り上げるなり、「吐いてもまた同じ方を飲ませればいい」と判断するなり、その場しのぎにはなってしまいますが、お互いが少しでも楽な方法で、対処されてみてください。

横に寝かせると苦しがる場合は、レイドバック法のように、少し角度をつけた状態で胸の上に寝せると、もしかしたら少し楽かもしれません。

 

母乳過多が治まってくれば、「限界まで飲んで吐く」ということ自体が減ってくると思います。
「頑張って後乳まで飲ませること」よりも、母乳の生産量をちょうどよくすることで、「頑張らなくても後乳まで飲めるようにすること」を目指した方法です。

 

2016年 7月 11日

早速のお返事ありがとうございました。

今は、母乳量>子供の胃の容量なので、吐いてしまうが、母乳量=胃の容量を目指すように母乳の生産量を減らしていくということですね。

今晩から4時間の時間割試してみます。

右が多めなので(母乳パッドが右だけすぐにいっぱになる)、左メインで試してみようと思います。

張っている方をあげるときは、産院で少し搾って勢いをなくしてから、と言われたのですが、その必要はありますか?限界まで張っていると溜まっている母乳量も多くなっているのでしょうか?

 

From sumire 

おっしゃる通りです!

さて、「少し搾って勢いをなくしてから」とアドバイスされたとのことですが、前搾りは母乳過多の原因にもなるので、可能なら、やめた方がいいです。

ただ、前搾りを含め、搾乳しないと乳腺炎などになりそうで怖い場合は、母乳過多が改善するまでは搾乳してもいいので、1日トータルで捨てている母乳量を計って、毎日少しずつ減らして最終的にはゼロにできるようにしてみてください。

また、射乳の勢いが強すぎて赤ちゃんが飲めない場合は、前搾りした母乳もカップフィーディングなどで飲ませれば、生産量が過剰になる悪影響はないんじゃないかなと考えられます。

 

限界まで張っていると溜まっている母乳量はもちろん多くなりますが、溜まっている母乳量や哺乳量を人工的にコントロールしようとすることは母乳過多や母乳不足の原因になってしまうので、あまり気にしなくていいと思います。

最終的に赤ちゃん任せにできるまで、まずは、多すぎる母乳の生産量をちょうどよくすることに集中してみるのはいかがでしょうか。

※記事を追加しました→母乳が出すぎて辛い場合の搾乳のポイント

2016年 7月 17日 

その後の経過とご報告です。

4時間の時間割法を続けていますが、残念ながら母乳量が減ったような感覚は得られていません。

時間が開くとかなりカチカチ&しこりができます。(特に右)

ただ、子供の方は、溢乳は相変わらずあるものの、便の水っぽさが改善され、便の回数も減り、うなりも少なくなってきて、授乳間隔も3時間は空くようになってきたのでので、効果はでてきているのかなと思います。

 

先日1か月検診があったので、助産師さんに母乳の出すぎについて相談したのですが、(片方の胸が柔らかくなるまで&子が満足するまでだと20分くらいかかるので)、吐くのは飲ませすぎ、片方5分ずつ、3分でもいいくらい、両方の胸を飲ませるように指導されました。そのうち母乳量も落ち着くからと根拠のない説明でした。

 

sumireさんの記事は、私にとってこの1か月悩んできたことがストンと腑に落ちるような納得感があったので、この方法で続けていきたいと思います。母乳が出すぎると言っても、出ないよりは良いという感じであまり相手にされないので(当事者は真剣なのに)、解決の糸口が見つかったようで、感謝しています。

当面は時間割法を続けていきますので、またご相談させて頂くと思いますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

From sumire 

母乳の出過ぎはまだ改善していないけれど、母乳の飲み過ぎは改善してきたサインがあるんですね。

助産師の方に根拠のあるアドバイスをしてもらえなかったとのことですが、日本では母乳育児に関する科学的知識があまり知られていないからなんですよね。

母親が我慢しつづけるのではなく、問題が根本解決することを祈っています。

 

2016年 10月 20日

ご無沙汰しています。あれから3か月も経ったのですね、経過をご報告しようと思っていて、育児中はあっという間に時間が過ぎ、びっくりです。

あの後、最終手段のポンピング&時間割をやってみたところ、ずいぶん楽になりました。その後は時間割法を続けていました。

6wを過ぎたころから、子どもの哺乳量が増え、私の母乳分泌量も落ち着き、均衡が取れたためか、授乳がぐっと楽になりました。ふにゃふにゃになるという感覚が分かるようになり、カチカチに張ることもだいぶ減りました。まだまだ吐き戻しは多く、落ち着いたのは3か月を過ぎたころです。(今は4か月に入ったところ)

母乳育児が軌道に乗ったと思ったのは、やはり3か月頃ですね。それでも両方から飲めるようになったのは最近です。

授乳間隔が4時間空くようになり、生後100日から夜間の授乳が0~1回になったので、日中にたくさん飲めるようになりました。

 

新生児期は産後うつになったこともあって、授乳が本当につらかったですが(すぐ吐き戻して苦しそうなのも、洗濯物が増えるのも、おっぱいがカチカチで痛いのも、すぐにブラに染みるのも、、、)、こちらのサイトでとても救われました。

時期が来たと言われればそれまでかもしれませんが、前乳・後乳や赤ちゃん主導の授乳など、長い母乳育児の中で役に立つことがたくさんあり、とても感謝しています。

ありがとうございました。

 

From sumire 

経過報告してくださりありがとうございます。

お子さんの様子やおっぱいの様子が刻々と変化していく中で、吐き戻し・母乳の出過ぎ・乳房の痛みなどの主な悩みが解消したとのこと、本当によかったですね。

授乳頻度は今度も変化していくかもしれませんが、月齢問わず増えたり減ったりすることはよくあるので、「自分のやり方のせいじゃないか」など不安に思わず、長い目で見ていきたいものですね。

 

 

母乳過多の原因や対処法についての記事一覧は、母乳過多から見ることができます。

他の方の体験談は、経験談(母乳過多)から見ることができます。コメントする前に、似たような経験談が載っていないか探してみてくださいね。

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