母乳にはDHAが含まれている!母乳の脂肪分

母乳は授乳している間に、だんだん色が変化することを知っていますか?

今回は、母乳に含まれる脂肪分についての話です。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第2章 母乳育児の生理学基礎

2.1 母乳の成分

<脂肪分>

 

母乳中の脂肪分は3.5 g/100 mlです。

母乳のエネルギーの半分を、この脂肪分が占めています。

 

脂肪は小さい液滴として分泌され、授乳する間にだんだん量が増えていきます。

なので、最初に出てくる母乳は脂肪分が少なく青みがかったグレーっぽい色に見えますが、後の方で出てくる母乳は脂肪分が多く、クリーミーな白色に見えます。

 

母乳の脂肪分には、他のミルクには入っていないような、不飽和脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)やRHA(アラキドン酸)が含まれています。

これらの脂肪酸は子供の神経の発達にとって重要なものです。

 

DHAやRHAを添加してある人工ミルクもあります。

しかし、脂肪酸を添加したミルクが母乳に勝ることは決してありません。

添加してある脂肪酸は、母乳に含まれる成分のように、効率的ではないと考えられます。

 

「人工的に添加されている栄養分は、母乳中の成分のように効率的じゃない」って不思議ですよね。

同じ成分なら、同じ働きをしそうじゃないですか?

 

どういうことかというと、例えば、工業的に生産されたものは、同じ組成でも成分の構造が天然のものとほんのちょっとだけ違ったのが混ざったり、ほんのちょっとの不純物が一緒にくっついていたりすることがよくあるんです。

 

構造がほんのちょっと違うだけでも、生体内は厳密なシステムでできているので、消化吸収できなかったり、全く働かなかったり、効率がだいぶ落ちたりするんですね。

 

そして、生産・流通・保存する間も、生体内とは全然違う環境で、期間もとても長いので、当然、成分も酸化したりしてだんだん変化していきます。

そして、元の働きができなくなっていく可能性も十分にあるわけです。

 

人工的に、成分の構造的な正確さや純度を100%にし、長期間安定化させることは非常に難しい(というかほぼ無理)なのです。

母乳育児に自信を失いそうなときは

わざわざ母乳をあげる意味はないかな、ミルクの方が自分の母乳よりも栄養豊富かな、などなど。自分の母乳に自信が持てなくなったときは、母乳の基礎の記事がモチベーションアップの役に立つかもしれません。

2013/9/28更新

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