マッサージ通い・食事制限・バトルのような授乳に疲れた(3ヶ月)

経験談(母乳過多)

現在、母乳過多について寄せられる質問が多くなり、似たような質問をいただくこともあるため、同じような悩みの経験談がないか情報を探しやすくするために、コメント欄を整理させていただいています。

※コメントへの返信内容はあくまでコメントから推察されることであり、正解とは限りません。

母乳過多の改善方法は母子の組み合わせによって最適化する必要があるので、そのヒントとしてご利用ください。

 

 2014年 9月 26日

こんにちは。母乳過多で困っている、生後3か月の男児の母です。

もうじき4歳になる長女のときも、1歳8カ月の断乳まで母乳過多が続きました。

今回は、長女のときより若干ましですが、週1~2回の桶谷通い&セージを主体とした母乳抑制用特別ブレンドハーブティーの飲用&漢方薬(本来は断乳時に使う炒麦芽)&和食メインの食事制限&可能な限りの水分制限&のり湿布による常時おっぱい冷却…とできる限りのことはしているのですが、どれも若干の効果は感じるものの、過多の状態を解決するには至りません。

3カ月になって飲みむらが発生しだし、子どもが寝たままの授乳以外は毎回バトルと化してほとほと疲れてしまいました。授乳で疲れてしまうので、抱っこしたり、あやしたりする気になれないことが殆どで、一緒にいるものの放置している状態が続いています。このままでは子どもによくないとはわかってるのですが、とてもする気になれず辛い思いをしています。

そこで、もっと他に母乳を減らす方法はないかと検索し、こちらのサイトにたどりつきました。「片方のおっぱいを飲み終わるまで(ふにゃふにゃになるまで)は、何度でも同じ方から授乳します」とのことですが、ふにゃふにゃになるまで飲んでもらえることが殆どありませんので、これですと下手すると終日同じ方のおっぱいしか飲ませられないのですがどうしたらいいでしょうか?おっぱいを交替する際にはふにゃふにゃになるまで搾乳すればよいのでしょうか?また、ごくごくまれに一時的にふにゃふにゃになるまでのんでくれるのですが、そのまま吸い続けて沸きまくったところで飲むのを拒否されてしまう―という状態になるのですが、この場合ふにゃふにゃになった時点でおっぱいを替えた方がいいのでしょうか?

長々としたコメントになりスミマセン。どうか助けてください。よろしくお願いします。

 

 From sumire

それは本当に、大変でしたね(;_:)

理由を詳しく説明するとコメント欄では足りないので、簡単に答えますね。

>ふにゃふにゃを目安にすると下手すると終日同じ方のおっぱいしか飲ませられない

→症状が重めの場合は、ふにゃふにゃは忘れて、次のステップ(時間割授乳法)を試すといいです。

「搾乳」と書いてあるところ以外は、搾乳しない方がいいです。

>ふにゃふにゃになった後も吸い続けて沸きまくったところで飲むのを拒否されてしまう

→またすぐ欲しがるなら、同じ方をあげます。

 

今回、桶谷式の方針をひとまず横に置いて、このやり方を全面的に信頼できるかどうかにかかっているかもしれません。このブログの様々な記事もお役に立てると思います→※「母乳育児が軌道に乗る授乳方法」のやり方・疑問・悩み|まとめ

 

試す場合、時間割授乳法で、3時間または4時間くらいから試すといいかもしれません。4日続けて「全く」改善がみられなければ、やり方を変えた方がいいです。その際、今までの授乳方法・試した授乳方法・赤ちゃんや乳房の様子はどうだったかを詳しく教えていただければ、情報が増えるので、また一緒に考えてみますね。

 

 

2014年 9月 26日

早速のコメントありがとうございます。とてもうれしいです。

これまで何をやっても根本的な解決には至らなかったので、こちらのやり方を信頼して取り組んでみたいと思っています。早速「時間割授乳法」を始めました!ブログの記事も参考にさせてもらいますね。

ところで…ブログのどこかに書いてあるのかもしれませんが、今のところ見つけられないので「夜間授乳」について取り急ぎ1つ質問させてください。現在、桶谷式の方針に従い目覚まし時計で起きて3時間おきの授乳をしていますが、こちらのやり方ではどのようにするのがよいとされていますか?息子は夜中におなかがすいても指をくわえてちゅぱちゅぱするだけで泣いたりしないので、私は目覚まし時計をセットしない場合、朝まで寝てしまいそうで心配です。そうすると、おっぱいが岩のようになってしまい、とても赤ちゃんが吸い付けるような状態ではなくなってしまいます(もちろん固すぎて搾乳も相当困難です)。どのようにすればよいか教えてください。

 

そうですね、最適な授乳の仕方は母子の組み合わせによって様々なので、これという決まりはないです。母子同床(同じベッドや布団で寝ること)の方が、おっぱいが欲しいサインに気づきやすいですが、それが難しいなら目覚まし時計を使った方がいいかもしれませんね。

 

注:乳房トラブルや赤ちゃんの体重増加不良などなければ、わざわざ目覚ましをかけなくてもいいと思われます。産後半年以内で毎晩のように夜間授乳がない場合は、早期に月経再開してしまう可能性が高まります。

 

2014年 10月 01日

トライ開始から6日目になりました。なんと!!おかげさまで、母乳過多が解消されつつあります!!これまでどんなことをしても根本的な解決にならなかったので本当にびっくりです!!授乳後の搾乳をしてはいけないのは分かっていたものの、どうしても張りが辛く、1日に少なくても80cc、多い時は300ccくらい絞っていたのが、今ではほとんど必要なくなりました。授乳時のバトルもなくなり、機嫌よくおっぱいを飲んでもらえて、うんちもきれいな黄色になりました。冷却の必要も殆どなくなりました。

「赤ちゃん主導の授乳」は本当にいいですね!時計とにらめっこの必要もなく、途中で飲むのをやめられても「今は欲しくないんだな~」と気楽に考えられるし、前の授乳から○時間経ったとか、授乳に神経質にならなくてよくって、本当にいいことずくめです。しかも…赤ちゃんの気持ちを考えたら、このスタイルが当然のような気もしますし(^_^)ちなみに、夜は母子同床で目覚まし時計併用で乗り切っています。

まだ完全に解決したわけではありませんし、私たち母子にとってどういう方法がベストか細かい部分はこれからも調整していくことになるかと思いますが、取り急ぎ状況報告及びお礼の言葉をお伝えしたくてコメントしました。このようなブログを作ってくださり、ほんとうに感謝感謝です(直接お礼を言いに伺いたいくらいです!!)。これからの育児がガラリと変わりそうです。本当にありがとうございました。また困ることがあればご相談させてくださいね。

 

 From sumire

よかったですね(^o^)/

>多い時は300ccくらい絞っていた

今まで本当に、大変でしたね。

>私たち母子にとってどういう方法がベストか細かい部分はこれからも調整していく

そうですね、これからも細かい悩みなど出てくると思いますが、お二人のペースで自信を持って進めるよう応援しています(^^)

注:搾乳しないとどうしようもない場合は母乳が出すぎて辛い場合の搾乳のポイントを参考にどうぞ。

2014年 10月 27日

お世話になっております。

前回の報告から約1か月が過ぎましたが、経過としてはあれから大きな変化がなく、未だに過分泌気味のまま推移しています。

ネックになっているのが、右側のおっぱいに異常に分泌される場所があり、いつもしこりのようになっていることです。息子が飲もうとすると、そこから噴射される母乳でむせて口を離してしまうことも少なくありません。寝ながら飲むときには、そこを圧迫して飲んでもらおうとするのですが、なぜかしこりがとれないまま、反対側のおっぱいが湧き出し、右おっぱいもしこり以外の場所が再び湧き出してしまう…という始末です。この場所さえなければ、もっと全体の分泌は減るような気がするのですが…。左は一回の授乳でふにゃふにゃになることがほとんどですが、右はこのしこりのせいでふにゃふにゃになることは非常にまれなんです(なのでふにゃふにゃにならないまま逆のおっぱいの時間帯に入ってしまいます)。

実は以前お伝えした搾乳も、大部分がこの場所からの搾乳です。搾乳といっても搾る必要はほとんどなく、乳房を圧迫するだけでぴゅーっと噴き出すんです。今も1日に最低1回、調子が悪いと4~5回くらいは搾って(噴き出させて)います。

ここ一週間ほど息子が鼻づまりでおっぱいを飲みづらそうにしていて、上記の症状が悪化しているので、何か対策があれば教えていただけないかと思い、コメントしました。

ちなみに左のおっぱいは、カチカチになることはあっても、授乳すると5分程度でふにゃふにゃになるくらいコンディションは安定しています。こちらで教えてもらった方法で、全体的な分泌は減っていると感じますし、授乳間隔やちょこちょこ飲みなどにあまり神経質にならずに済んでいることで精神的負担も軽くなるなど、いろいろよくなってはいます(^^)

 

 From sumire

左のおっぱいは5分でふにゃふにゃとは、だいぶ変わりましたね!

でも右のおっぱいにかなり手ごわそうな部分があるんですね。

 

基本は同じになりますが、そこのしこりを解消するには、その部分の母乳をできるだけ除去しないようにする必要があるかもしれませんね。

今のやり方「しこりを圧迫しながらの授乳・1日数回の搾乳」をしてしまうと、その部分から優先的に母乳を除去することになるので、高い生産能力が保たれているのかも?

逆に、「常に張りっぱなしにする」くらいでちょうどいいのかなと感じました。

 

具体的には、「授乳する時はその部分を押さえない」「その部分だけマイルドに冷却する」「搾乳は、詰まりや乳腺炎の一歩手前まで我慢」という感じです。

時間割授乳を応用するなら、例えば右は3時間・左は4時間など、さらに右が張る時間が長くなるように、差をつけて組むのも効果があるかもしれません。

 

生産能力が高すぎる部分は、通常、自らの多すぎる母乳中のFIL(母乳の生産を抑制する成分)などによって自然にブレーキがかかるようになっているので、こちらが手を出し過ぎなければ勝手に縮小していくと思われます。

母乳が余っている間は、どうしてもしこりは残るので、それは気にせず生産量を抑えることを優先したらいいんじゃないかなと思います(トラブルにならない精いっぱいをキープするイメージ)。

やはり最初の4日くらいは不快で大変かもしれませんが、トライできそうでしょうか。

鼻づまりも辛いですね。早く落ち着くといいですね。

注:母乳過多で悩んでいる方の中には、「母乳を放置すると変質してしまい、詰まったり乳腺炎になったりする」と信じている場合が少なくないようです。

そのため、大人が授乳方法をコントロールして両乳を空になるまで飲ませようとしたり、授乳後も乳房が空になるまで搾乳していたりするため、母乳過多が改善しないことがあります。また、「乳房を張らせることで生産量を抑える」という方法が怖くて、なかなか試せない場合もあります。

まずは、赤ちゃん主導の授乳を始めとして、授乳の基礎と母乳の生理学を学ぶことが遠回りのようで近道になるかもしれません。

 

母乳過多の原因や対処法についての記事一覧は、母乳過多から見ることができます。

他の方の体験談は、経験談(母乳過多)から見ることができます。コメントする前に、似たような経験談が載っていないか探してみてくださいね。

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コメント

    • taka
    • 2017年 9月 09日

    sumireさん、大変ご無沙汰しております。takaです。
    様々なアドバイスをいただきながら、その後のご報告ができておらず、大変申し訳ありません。
    あれからsumireさんに教えていただいた通りに授乳を続けたところ、授乳が全く苦にならなくなるほど母乳の量がほどよくなりました。自分は絶対に味わうことはないと思っていた“授乳をすることが楽しい!幸せ!”という気持ちで授乳を続けることができ、息子が2歳8カ月となった今年2月に断乳をすることができました。断乳なのか、卒乳なのか微妙な感じもあるくらい、母子ともにやりきった感・飲みきった感いっぱいの充実したおっぱいライフだったと思います。そして、その間、一度も乳腺炎になることはありませんでした。
    現在、3歳2カ月となる息子。本当にかわいくて、かわいくて仕方ありません。この気持ちは、授乳を通して心を通わせてきたからこそ感じられるものではないかと思っています。
    どうしていいか分からなくて、授乳も子育ても辛くて仕方なかった私を救ってくれたsumireさんには、本当に本当に感謝してもしきれないくらい、ありがとうの気持ちでいっぱいです。すっかり時間が経ってしまったのですが、sumireさんにきちんとお礼を伝えたかったこと、また、どこかで苦しい思いをしているかつての私のようなママのお役にたてばと思い、コメントしました。
    sumireさんのブログに出会えたことに心から感謝します。本当に本当にありがとうございました!

    • 経過報告ありがとうございます!
      あれから3年近く経ったとは、感慨深いです。お子さんはもう3歳なんですね。
      乳腺炎にもならなかったとのこと、よかったですね。
      前向きな気持ちで子育てされているとのこと、私も嬉しくなりました!

    • taka
    • 2017年 9月 12日

    コメントありがとうございます、
    sumireさんのおかげで、私のように悩み、苦しんでいる沢山のママが救われていることと思います。
    育児、仕事をしながらブログをアップされるのは大変かと思いますが、これからもママたちの力になってあげてください。陰ながら応援しています!
    本当にありがとうございましたm(__)m

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