今すぐ授乳も抱っこも楽になる!レイドバック法(図解)

レイドバック法は日本ではマイナーですが、海外ではメジャーな授乳方法のようです。

他の様々な授乳姿勢や、抱っこも楽に上手にできるようになる、重要なポイントも含まれています。

 

※「赤ちゃんを縦抱きにして後ろに深くもたれかかってリラックスした体勢」をレイドバック法と呼ぶことが多いようですが、ここでは「後ろにもたれかかる」というキーワードを軸にポジショニングを分析するために、赤ちゃんを横抱きにした場合や、もたれかかる角度のごく浅い姿勢も、全てレイドバック法に含めて解説します。

 

一般的なやり方

1.クッション・ソファなどに、頭までしっかりもたれかかります

2.自分のお腹と赤ちゃんのお腹が向き合うように乗せて、赤ちゃんの力でおっぱいに吸着させます(手伝ってもよい)

3.赤ちゃんの首にねじれがないことを確認して、完成

 

参考:LLLI(How do I position my baby to breastfeed?)

 

レイドバック法の弱点

レイドバック法は後ろに寄りかかるだけなので簡単そうなのですが、初心者は特に、以下の点に注意が必要です。

・赤ちゃんの首がねじれやすい

・赤ちゃんの鼻の向きがねじれやすい

ねじれは哺乳効率に直結する!

効率よく哺乳するためにとても重要なポイントなので、首のねじれは【上手に哺乳できる姿勢は限られている】で、鼻のねじれは【しこりと母乳不足を一度に解消するポイント】でチェックしておきましょう。

 

 

ベストの角度を探るべし

後ろにもたれかかった時の背中の角度は、それぞれの母子によって、または赤ちゃんの成長にともなって、一番快適な角度に調整し続ける必要があると考えられます。

 

例として、上級者向けと初心者向けの背中の角度と、特徴をまとめます。

 

・上級者向けの角度

Fig.34

深く寄りかかっています。これぞレイドバック法という感じですね。

ポジショニングを体得している赤ちゃんに、「勝手に飲んでね~」というお任せスタイルに近いです。

 

 

寄りかかるものは、布団・クッションなどで傾斜を作ったものでもOKです。

Fig.35

●注意●

・赤ちゃんのポジションが崩れやすいので、哺乳が得意じゃない赤ちゃんや、良いポジショニングがよく分からないお母さんには、向いていないかもしれません。

・睡眠を伴う状況では、毎回、安全性を確認します。

 

 

・初心者におすすめの角度(初めての母乳育児・低月齢の赤ちゃん向け)

Fig.36

浅く寄りかかっています。先に赤ちゃんをおっぱいに吸着させてから、赤ちゃんの重心を自分のお腹で受け止めるように抱きます。

腕だけに赤ちゃんの体重がかからないので、授乳が長時間になっても、腕や肩への負担が少ないです。

お母さんの体と赤ちゃんの体が向かい合って密着しやすく、最適なポジショニングがとりやすくなります

 

 

 

レイドバック法を応用すれば授乳はもっと楽になる!

「レイドバック法」とわざわざ名前がついていますが、ほとんどの授乳姿勢は、後ろによりかかって授乳すると楽になります

そのポイントをまとめます。

 

  • 赤ちゃんと自分の重心が重なる

赤ちゃんの重心に注目して、イラストを比べてみます。

①楽なポジショニング

Fig.37

→後ろによりかかると、お母さんの体幹で赤ちゃんの体重を支えられるので、楽です。

座っているときだけでなく、立っている時でも、お腹に乗せるようなイメージで背筋を伸ばして赤ちゃんを抱っこすると、長時間でも体への負担が少なくなります。

 

②辛いポジショニング

Fig.38

→お母さんの腕だけで赤ちゃんの体重を支えようとすると、重くて前かがみになって、赤ちゃんのポジショニングがくずれたり、肩・背中・腕の筋肉に負担がかかって、痛みなどにつながりやすくなるかもしれません。

イラストで比べて見ると、いかにも辛そうで、こんな姿勢で授乳する人なんていないんじゃないかと思えるかもしれませんが、実際はありがちだと思います。

 

  • 母乳に重力が働く

レイドバック法は、むせやすい赤ちゃん・オキシトシン反射が強くてうまく飲めない場合にも、効果的です。

授乳中に赤ちゃんがむせ始めたら、お母さんが少し後ろに背中を倒せば、重力によって母乳の勢いが弱まり、飲みやすくなります。

(例えるなら、寝転がって水道の蛇口から直接水を飲むのは大変だけど、下から出てくる水(図39)は勢いが弱まって飲みやすい、という感じでしょうか)

Fig.39

とてもオキシトシン反射が強い場合は、そのまま仰向けにねそべって、カンガルーケアのような体勢で授乳してもいいそうです。

 

参照記事

母乳過多・過分泌のおっぱいをあげるコツ

搾乳していいの?過分泌の原因と対処法

ポジショニングは母乳育児を楽にする必須のスキル!

哺乳不足・しこり・詰まり・乳腺炎などのトラブルを根本解決するためには、授乳スキルが重要です。タグ#ポジショニングからチェックしておきましょう。

授乳のタイミングについては【母乳育児が軌道に乗るやり方・疑問・悩み】が役に立ちます。

 

※この記事は現時点でのsumireの知識・経験・考察をもとに書いているので、今後知識や経験が増えるにつれて情報を更新する可能性があります

 

関連記事

コメント

    • さき
    • 2016年 2月 15日

    コメント内容は以下に移動させていただきました↓
    むせる・暴れる授乳が改善する授乳姿勢を見つけた(1ヶ月)

    ●キーワード
    むせて泣く
    乳首を引っ張る
    暴れながら飲む
    レイドバックが相性よかった

  1. この記事へのトラックバックはありません。

理系育児オススメ記事

ページ上部へ戻る