初めての授乳にぴったり|交差横抱きのコツ(図解)

首すわり前の赤ちゃんや、授乳があまり得意じゃない母子でも、効率よく哺乳しやすい授乳方法です。

WHOは、低出生体重児にも良い授乳姿勢として、交差横抱き授乳を紹介しています。BFHの助産師の方に教えていただいたコツを中心にまとめました。

 

やり方

●左乳を授乳する場合を例にします

1.小さな赤ちゃん・背の高いお母さんなど、あかちゃんとおっぱいに距離ができる場合は、ひざの上にクッションなどを置いて高さを作るとやりやすいかもしれません(距離ができない場合は不要。赤ちゃんの良いポジショニングを、楽にキープできればOK)

赤ちゃんの良いポジショニングが保てるかどうかはとても重要なセンスなので、【母乳が出る・出ないはポジショニングで決まる】でチェックしておきましょう。

 

2.赤ちゃんの頭が左乳側を向くように、横抱きします

3.右腕で赤ちゃんの背中を支えながら、右手で赤ちゃんの首の後ろを支えます(図27)

Fig.27

※この時、赤ちゃんのあごが引いた状態になると、上手く吸着させることが難しくなってしまいます(図28)。

Fig.28

 

支え方の例。沐浴をするときのように、優しくしっかり、頭の重さも支えます(頭はつかまない)。

Fig.29

4. 乳房を支える場合は左手で支えます

 

5.おっぱいをくわえさせる前に、赤ちゃんの鼻の下の線(人中)に沿って、乳頭を乗せます(図30)

Fig.30

 

※このとき、乳頭の向きがずれると、哺乳効率が悪くなってしまいます。

Fig.31

 

6.(おそらく赤ちゃんが乳頭をとらえようと上に向かって口を開けるので)乳頭を口に向かって正面からいれずに、舌にしっかり乗せるようなイメージで、右手で赤ちゃんを引き寄せます

Fig.32

 

このとき、乳房を口の中に入れようとするのではなく、赤ちゃんを引き寄せるのがポイントです。

乳房を近づけようとしてしまうと、姿勢が前かがみになって、乳房も下向きになります。

すると、赤ちゃんのあご側から乳房に吸着させることが難しくなってしまいます。

なぜあご側から乳房に吸着させることが重要なのかピンと来ない場合は、【アヒル口で授乳しても飲めないことがある】に、見ただけで分かるポイントがまとめられているので、チェックしておきましょう。

 

7.おっぱいに吸着させたら、赤ちゃんの首・ウエストにねじれがないことと、乳房にあごが触れていることを確実にして、完成

Fig.33

(このイラストでは、赤ちゃんのポジショニングが崩れないように、右手を左腕で支えています)

 

とても小さな赤ちゃんは、赤ちゃんの全身を右腕で支える状態で授乳するといいようです→※低出生体重児への授乳の仕方

 

交差横抱きの弱点

・母親の姿勢を最適化しないと、赤ちゃんの良いポジショニングを維持するのがつらくなる。

 

腕だけで赤ちゃんの体重を支えようとするのは、(おそらく辛いので)良くない姿勢です。

楽に授乳するためのコツは、【レイドバック法】が参考になります。

ポジショニングは母乳育児を楽にする必須のスキル!

哺乳不足・しこり・詰まり・乳腺炎などのトラブルを根本解決するためには、授乳スキルが重要です。タグ#ポジショニングからチェックしておきましょう。

授乳のタイミングについては【母乳育児が軌道に乗るやり方・疑問・悩み】が役に立ちます。

書籍「ちょっと理系な育児(母乳育児編)」に、母乳育児の悩みやトラブルを根本解決するための情報がまとめられています。

 

※この記事は現時点でのsumireの知識・経験・考察をもとに書いているので、今後知識や経験が増えるにつれて情報を更新する可能性があります

2017/5/13更新

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コメント

    • ざっちゅん
    • 2017年 3月 29日

    はじめまして。
    1ヵ月の女の子の母親です。

    授乳に悩んでいて、こちらのサイトにたどり着きました。

    とにかく授乳が痛くて痛くて授乳の時間になると構えてしまいます。このままじゃツライと思い、助産師さんのところにも行き授乳の仕方も教えてもらいましたが、助産師さんに手伝ってもらったときはうまく出来たものの、家に帰ってきてからはまた痛い…。
    左側は多少浅飲みでもそこまで痛くはないのですが、右はどうしても痛くて毎回歯を食いしばっています。

    こちらの交差横抱きの図を見ながらなんとかしっかりくわえてもらおうと頑張ってはいるのですが、なかなかうまくいきません。
    子供が大きく口を開けてくれないことが多く、なにより子供の口が大きく開いた時にうまく乳首を口の中に入れることが出来ないのが悩みです。
    また大きく口が開いたと思って自分の旨に寄せても、子供が自分で浅くくわえなおしてしまいます。
    病院では胸が大きい上に乳首が小さめで、乳輪を見た感じ(ツルツルに張ってる)でも吸いにくいかもしれない、と言われていました。それもうまくくわえさせられない原因のひとつなのでしょうか。

    なにかアドバイスがあれば、お時間があるときで構わないのでお返事いただければと思います。
    わかりにくい文書で申し訳ないです…。

    • 授乳が痛いのは本当に辛いですよね。
      吸着のポイントはかなり理解されていると感じるので、痛くない授乳までもう一息かなと思います。

      ①浅飲みは気にしない
      私の第二子も浅飲みタイプでしたが、ポジショニングが適切であれば、浅飲みのままでも上手く飲めるようでした。
      ポジショニングのコツは、新生児の授乳の仕方の各記事をご覧いただけますでしょうか。

      ②乳首の柔軟性は重要
      授乳直前に、乳輪部分が簡単に指で押せるくらいになるまで、乳輪部分を手で軽く搾乳してみてはいかがでしょうか。

      ③乳首や乳房の大きさはひとまず横に置いておく
      おっぱいの形状は人によって様々ですが、それ自体が問題になることはほとんどないそうなので、まずはポジショニングに集中されるといいんじゃないかなと思います。

      添い乳やレイドバックなどいろいろ試してみて、わからないことがあればまたコメントくださいね。

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