気分障害と母乳育児|授乳OKな薬・NGな薬|WHO

WHOが発表している、「授乳中に飲める薬と飲めない薬」の一覧表のうち、うつ病や躁鬱などの治療に使われる薬が、授乳にどのような影響を与えるかのリストです。

 

WHO必須医薬品リスト第11版「母乳育児と母親の薬物療法」

24. 心理療法薬

24.2 気分障害に用いられる薬

 

24.2.1 うつ病性障害の治療薬

●アミトリプチリン

商品名:トリプタノール

150 mg/日までなら、授乳と両立できます。

 


24.2.2 双極性障害の治療薬

●カルバマゼピン

商品名:テグレトール

授乳と両立できます。赤ちゃんに副作用が出ないか観察しましょう(黄疸・傾眠・哺乳力低下・嘔吐・体重増加不足)。

 

●バルプロ酸

商品名:デパケン

授乳と両立できます。赤ちゃんに副作用が出ないか観察しましょう(黄疸)。

 

●炭酸リチウム

商品名:リーマス

可能なら避けましょう。赤ちゃんに副作用が出ないか観察しましょう(落ち着きのなさ・衰弱)。

お母さんの血中リチウム濃度をモニタリングしましょう。

 

安全性の分類方法を詳しく知りたい→※一覧表の使い方

同じカテゴリーのその他の薬剤はこちらから→※心理療法目次

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双極性障害の投薬治療に用いられる薬剤情報は、こちらも利用できます→双極性障害と母乳育児|LactMed

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