避妊と母乳育児|授乳OKな薬・NGな薬|WHO
WHOが発表している、「授乳中に飲める薬と飲めない薬」の一覧表のうち、避妊のために使われる薬剤が、授乳にどのような影響を与えるかのリストです。
WHO必須医薬品リスト第11版「母乳育児と母親の薬物療法」
18. ホルモン剤・内分泌薬・避妊薬
18.3 避妊薬
一般情報:ホルモン含有避妊薬(プロゲステロン避妊薬など)は、産後6週間は、乳児がそれらにさらされるのを避けるために、推奨されません。避妊が必要な場合は、ホルモン剤を使わない方法を第一選択とするべきです。
18.3.1 ホルモン含有避妊薬
●エチニルエストラジオール+レボノルゲストレル
商品名:トリキュラー、アンジュ、ラベルフィーユ
可能なら避けましょう。母乳の分泌を阻害する可能性があります。
●エチニルエストラジオール+ノルエチステロン
商品名:オーソ、シンフェーズ
可能なら避けましょう。母乳の分泌を阻害する可能性があります。
●レボノルゲストレル
商品名:ノルレボ
産後6週以降は授乳と両立できます。
相補薬
●レボノルゲストレル (B)
商品名:ノルレボ
産後6週以降は授乳と両立できます。
●メドロキシプロゲステロン酢酸エステル/ 酢酸メドロキシプロゲステロン (B)
商品名:プロベラ、ヒスロン、プロゲストン、など
産後6週以降は授乳と両立できます。
●ノルエチステロンエナント酸 (B)
産後6週以降は授乳と両立できます。
18.3.2 子宮内避妊具
●銅含有器具
授乳と両立できます。
18.3.3 バリア避妊法
●殺精子薬(ノノキシノール)配合/ 無配合のコンドーム
授乳と両立できます。
●殺精子薬(ノノキシノール)配合/ 無配合のペッサリー
授乳と両立できます。
相補薬・安全性の分類方法を詳しく知りたい→※一覧表の使い方
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