母乳過多・過分泌のおっぱいをあげるコツ

母乳の勢いが強すぎて、赤ちゃんがむせる・泣く・授乳を拒否するなど、授乳が難しい場合の対処法をまとめます。

射乳反射が強い場合、横抱きなどの「赤ちゃんの頭が乳房より低くなる体勢」で授乳すると、赤ちゃんは

“寝転んで、庭の水まきに使うようなホースから、蛇口全開の水を飲もうとするような状態”

になっているそうです。

また、おっぱいの勢いが強くて赤ちゃんが飲めないからと、授乳前に毎回搾乳していると、ますます生産量が増える危険性があります。

●重力を利用して、むせにくくする

  • 赤ちゃんの頭が乳房より高い位置にくるように、より直立の体勢にして、授乳する
  • 赤ちゃんを乳房に吸着させてから、お母さんが後ろにもたれかかって、赤ちゃんがお母さんの上に覆いかぶさるような体勢で授乳する(レイドバック法)
  • 側臥位(横向きで寝た状態・添い乳)で授乳すると、重力で射乳の勢いが増すこともなく、赤ちゃんは飲みこめない分は口からこぼしながら哺乳できるので、スムーズに授乳できることが多い
    (こぼれた母乳用にタオルを敷いておくと良い)

●オキシトシン反射(射乳反射)を、力で抑え込む

  • 人差し指と中指でハサミのように乳頭をはさんで、乳輪を押さえると、母乳の流れを押さえることができる人もいます
    (外にジャージャー出にくくなる。授乳前や、授乳を中断した時などの対処法)
  • 手のひらの付け根部分で乳房の側面を圧迫する
    (乳管が広がって勢いよく母乳が出てくるので、乳管が広がりにくくする。乳管を詰まらせないように押さえる場所をいろいろ変えること)

●マイルドな吸てつを誘う

  • 赤ちゃんの寝起きに、まだねぼけている時に授乳すると、吸てつが穏やかなので、上手くいくかもしれません。
  • 授乳間隔を空けようとすると、お腹が空きすぎて過剰に吸てつしてしまう可能性もあるので、泣く前に飲みたいサインを読みとって飲ませる「サイン授乳」を。
    「泣くたび授乳」は遅すぎる!「サイン授乳」のやり方

授乳中、赤ちゃんがひどくむせ始めた場合は、一度乳房から離して噴出する母乳をタオルなどで受け止め、勢いが落ち着いてからもう一度吸着させるといいかも(指バサミで押さえるなどして、できるだけ外に出さない方がよい)。

参考文献などはこちらから

乳糖不耐症?過飲症候群?たそがれ泣き?|見分け方

母乳過多を解決するために必要なのは根性ではなく科学的知識

しこり・詰まり・乳腺炎などのトラブルを根本解決するためには、上手におっぱいに吸着させるスキルが欠かせません。タグ#ポジショニングをチェックしておきましょう。

母乳過多の原因や対処法についての記事一覧は、母乳過多から見ることができます。

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2017/5/13更新

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