重症の母乳過多の改善方法|ポンピング&時間割授乳法

重症の母乳過多・過分泌や、赤ちゃんの過飲症候群、乳糖過負荷による乳糖不耐症などになると、お母さんは出過ぎるおっぱいや頻繁な乳腺炎に苦しみ、赤ちゃんはいつも泣いてばかりで慢性的な下痢や体重増加不良になり、母子ともに大変な母乳育児になってしまうこともあります。

 

これらを、一度に解決するための方法をご紹介します。

これは、前回までの記事に書いてある基本の対処法でも上手くいかない場合の、奥の手です。

 


<ポンピング&時間割授乳法>

  • まず、両胸から、可能な限り排乳します
    (できるだけ短時間で効率が良い方がいい。電動の搾乳器を使ったり、両胸を一度に搾乳したり。かなり柔らかくふにゃふにゃになるまで)

  • すぐに、空のおっぱいを、赤ちゃんが満足するまで(自分から口を外すまで)飲ませます。
  • 赤ちゃんは、後乳が飲めて、満足した様子を示すでしょう。
    (“空っぽ”のおっぱいには、高カロリーの後乳が残っている)。両胸飲ませてOK。

  • その後は、赤ちゃんが欲しがるたびに、右のおっぱいだけを何度でも飲ませます(左のおっぱいが、パンパンに張って我慢できなくなるまで)。
  • 次は、左のおっぱいだけを飲ませ始めます(右のおっぱいがパンパンに張って我慢できなくなるまで)。
  • これを繰り返します(目安は、3-4時間おきに、左右を交替する感じ)
  • 生産スピードが飲むスピードを上回って、両胸がパンパンになりトラブルが生じそうな場合は、再び両胸を完全に排乳する所から始めます。
  • 排乳を頻繁にしすぎないように注意
    (目安:前回の排乳から24時間くらいは間を空ける)

  • そして、徐々に、排乳する間隔を延ばしていき、最終的には排乳しなくて済むようになる。
    (目安:症状が軽ければ最初の1回だけ。重ければ合計5回くらいまで)

  • 1日経っても、少しも生産スピードが落ち着く様子が見られない場合は、左右を交替する時間を4時間に延ばし、それでも改善しなければ6時間にと、徐々に延ばしていく必要があるかもしれません
    (最も重症な場合は12時間にすることもあるけど、素人判断は慎重に)

 

※乳管の詰まりや乳腺炎のサインがないか、慎重に観察しながら行うこと!

 

※説明が分かりやすいように、「右のおっぱいから授乳開始」と書いていますが、左から開始してもOK。

 

Q. 排乳量の目安は?

A. かなり個人差があるけど、文献によると、母乳過多のお母さんの治療をした場合、最初の排乳では、両胸から計350~700 ml搾乳できたという記述あり。

素人がやると、もう少し少なくなるかもしれませんが、左右何回か往復して搾乳すると、しっかり除去できるでしょう。

 

参考文献などはこちらから

乳糖不耐症?過飲症候群?たそがれ泣き?|見分け方

 

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基本的な対処法→※母乳過多を防ぐ授乳方法|根本解決のヒント

それでもだめなら→※母乳過多の改善方法|時間割授乳法

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母乳過多の原因や対処法についての記事一覧は、母乳過多から見ることができます。

他の方の体験談は、経験談(母乳過多)から見ることができます。コメントする前に、似たような経験談が載っていないか探してみてくださいね。

書籍「ちょっと理系な育児(母乳育児編)」にも、母乳育児を快適にするヒントが盛りだくさんです。

 

2017/5/13更新

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コメント

    • YUKI
    • 2016年 8月 03日

    コメント内容は以下に移動させていただきました↓
    時間割授乳でも改善しない母乳過多(2ヶ月半)

    ●キーワード
    水っぽい緑の便
    生後すぐから吐乳
    大きなゲップやおなら
    肛門のかぶれ
    授乳中に母乳が飛び散る
    生産量に左右差がある
    時間割授乳では効果なし
    ポンピング&時間割授乳をやってみた
    おっぱいが張ると詰まりそうで不安

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