原虫感染症と母乳育児|授乳OKな薬・NGな薬|WHO
WHOが発表している、「授乳中に飲める薬と飲めない薬」の一覧表のうち、アメーバ症などの治療に使われる薬が、授乳にどのような影響を与えるかのリストです。
WHO必須医薬品リスト第11版「母乳育児と母親の薬物療法」
6.5 抗原虫薬
6.5.1 抗アメーバ症・ジアルジア症
●ジロキサニド
データがありません。
●メトロニダゾール
商品名:フラジール
可能なら避けましょう。動物実験で発がん性の可能性が示唆されています。単一用量で2 g服用した場合は、授乳を12時間中断しましょう。事前に搾乳して冷蔵庫で保存しておき、その間は、赤ちゃんにコップで搾乳を飲ませられるようにお母さんのサポートをしましょう。
6.5.2 リーシュマニア症/ レーシュマニア症の治療薬
●アンチモン酸メグルミン
授乳と両立できます。
●ペンタミジン
授乳と両立できます。
相補薬
●アムホテリシンB/ アンホテリシンB (B)
商品名:ファンギゾン、ハリゾン
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相補薬・安全性の分類方法を詳しく知りたい→※一覧表の使い方
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