母乳やミルクの「適量」が分からない|足りなさすぎ?飲ませすぎ?
赤ちゃんが、自分で「お腹がいっぱいになったからもう飲むのを止めよう」と感じるのは、いつからなのでしょうか。
現在の日本では、人によって多少言うことは違いますが、
「産まれてしばらくは、お腹がいっぱいかどうかに関係なく飲み続けるけど、月齢2-3カ月頃になると満腹中枢が完成して、飲む量を調整できるようになってくる」
というのが定説のようです。
<「適量」問題に解決方法はあるのか?>
「満腹中枢がない」ってことは、赤ちゃん任せにすると「飲みすぎ」「足りなさすぎ」が判断できないということですね。
すると、十分な量の母乳を飲めているのか、ますます迷ってしまいませんか?
例えば…
●母乳不足で悩むお母さんの場合
「いつまでもおっぱいにしがみつくのはまだ満腹中枢がないからって言うけど、それならもう本当は満足しているの?それともやっぱり足りないの?ミルクあげなくて大丈夫なのか不安なんだけど!?」となっていませんか?
●母乳過多で悩むお母さんの場合
「吐いても吐いても頻繁に欲しがるのはまだ満腹中枢がないからって言うけど、泣いて欲しがっても本当は足りてるってこと?あげない方がいいの?それともあげた方がいいの?飲ませ過ぎじゃないか不安なんだけど!?」となっていませんか?
●とにかく飲む量が少ない赤ちゃんの場合
体重曲線がグラフの底辺をさまよっている・ミルクを増やすよう指導されたなど、「母乳だけじゃ足りないのかとミルクも飲ませるようにしても、変わらない!なんで飲まないの!?何が悪いの!?」となっていませんか?
赤ちゃんのカロリー摂取量のコントロールについて論文を検索してみると、40年以上前から研究されてきたようですが、ことごとく
「産まれてすぐの赤ちゃんも自分に必要な量が分かっている」
という結論に至っているようです(満腹中枢がないと結論付けた論文は見つけられていない)。
つまりは、「やっぱり赤ちゃん主導の授乳をしていれば大丈夫!」なんだろうけど、不安になるのは別に原因があるし、解決方法もありそうです↓
※「母乳育児が軌道に乗る授乳方法」のやり方・疑問・悩み|まとめ
2014/12/8更新
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