母乳の生産量は1日にどのくらいずつ増える?

「母乳は飲む分だけ作られる」という話を聞いたことがありますか?

これを聞いて、「もし今、少ししか作られていないなら、それを飲ませても、また少ししか作られないんじゃないの?」と疑問に思いませんか?

 

実際に私が母乳育児をやってみて、またWHOのガイドラインで勉強してみると、母乳の生産能力は、授乳の仕方によって、「だんだん増えていく方にひっぱられていく」ような感覚が近いんじゃないかと思います。

 

次の2つの条件がクリアできた場合、多くの場合、母乳の生産量は増えていきます。

  • 適切な授乳の姿勢で赤ちゃんが上手におっぱいに吸着できていること
  • 授乳のパターン(授乳にかかる時間と間隔)が妥当なこと

 

では、具体的に、1日にどのくらい増えるのでしょうか?

WHOによると、母乳の生産が増える方へひっぱられ始めた場合、その量は「1日にミルク50 ml分」が目安だそうです。

 

つまり、1日に200 mlとか300 mlみたいな急激な増え方はしないんですね。

逆に、例えば今日生産された母乳が100 ml分だったとすると、明日は150 ml分になり、あさっては200 ml分になり、というようにだんだん増やしていけるんですね。

 

ちなみに、ミルク50 ml=母乳50 mlではないので、実際の母乳量がどうなるか?は不明です。

しかし、多くの場合は、ミルクは1日に50 mlずつ減らしていくなら、母乳でその分を補うことが可能ということです。

完ミから完母になるための補足の減らし方

 

いきなり50 mlずつミルクを減らし始めると、乳房の準備が追い付かないかもしれません。

次の記事で、どのように始めたらいいかのヒントを書いてみたいと思います。

 

ちなみに、「出産直後の増え方」は、メカニズムが違っていて、もっと急速です。

産後、何日経っても母乳量が増えない場合は、授乳の仕方が良くないのかもしれません。

産まれたばかりの赤ちゃんに必要な母乳量は小さじ一杯!?出産直後の母乳量

 

多くのお母さんが経験する母乳不足感

一般的に、赤ちゃんの様子で困ったことがあると、何かとおっぱいのせいにされがちです。

そのため、たとえ必要以上に母乳が作られていたとしても、「母乳が出ていない」と感じることも珍しくありません。

母乳育児を軌道に乗せるために必要なのは、運や根性ではなく、知識とスキルです。

張らないおっぱい・少ない搾乳や直母量に不安を感じたら、母乳不足感の知識が、迷信を撃退する助けになります。

増えない体重・多すぎる授乳回数・長すぎる授乳・おっぱいの痛みを解決するには、ポジショニングのスキルが欠かせません。

書籍「ちょっと理系な育児 母乳育児編」に、母乳不足感を打ち消すための科学的知識がまとめられています。

 

2017/4/15更新

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