赤ちゃんが下痢の時の離乳食の与え方|最近の指導方法

赤ちゃんが下痢をしている時、離乳食(補完食)はどうする?

補完食が原因の下痢は、なぜおこるの?

下痢と補完食のポイントを、WHOのガイドラインを参考に、まとめました。

 

一昔前は、赤ちゃんが下痢をしているときの対処法として、

「離乳食をストップする」

「薄めたミルクを与える」

などのやり方が流行していたようです。

 

「水分や栄養分の消化吸収能力が落ちているはずだから、できるだけ負担になるものは与えないようにした方がいいのではないか」

という考え方によるもののようですね。

 

おばあちゃん世代なんかは、そうアドバイスする方がいらっしゃるんじゃないでしょうか。

「母乳も控えた方がいい」なんてことすら言われていたそうです。

 

でも、最近は、むしろその必要はないと考えられているようです。

WHOの指導も、初めて聞く方はびっくり!するかもしれません。

 


<WHOはなんて言っている?>

下痢を含めて、赤ちゃんの病気は「急性期」と「回復期」で分けて考えます。

 

急性期は、ぐったりしていて弱っていて、ピンチな時期です。

回復期は、ピンチは過ぎ去ったけど、まだ下痢などの症状が続いているなど、万全ではない時期です。

 

それぞれ、補完食はどうするべきかというと…

急性期でさえ、「食べさせてみる」ことが推奨されています。

「食べさせてみたら食べる」=「それほどピンチではない」という表れでもあるのでしょう。

でも症状が重い場合は、食べられないかもしれません。それはしょうがない。

 

回復期は、「食欲の回復に合わせて、積極的に食べさせる」ことが推奨されています。

病気の回復のためには、補完食も重要な栄養源である。という考え方のようです。

量や回数も、普段より増やせるといいそうです。

 


<優先すべきは、回復に必要な栄養補給>

例えば、下痢になったからと、離乳食を大人の判断でストップして、すぐに下痢が回復したら、今までの考え方だと、「ストップしたから治ったんだ♪」と思いがちです。

でも、実際は、「食べさせ続けたとしても、すぐ直る程度のものだった」可能性があるということです。

 

また、下痢になったとして、そこで食べさせて、その結果長引いたら、「食べさせたことが原因か?」なんて後悔してしまいがちですよね。

でも、実際は「食べさせなくても長引いていた」可能性があるだけでなく、「食べさせなかったら、もっと長引いた」可能性すらあるということです。

 

幼い子どもは、「高熱があっても走り回ったりするけど、本当にしんどいときはやっぱり動かなくなる」など、体の状況にとても正直で、自分で分かっているんだなというのを感じます。

つまり、本人が食べるようなら、食べさせても体は大丈夫なのかもしれないなーと思います。

(嘔吐下痢症の場合は、一番下のリンクもチェックしてみてくださいね)

 


<離乳食が下痢の原因になる場合は?>

離乳食による下痢の原因として、可能性が大きいのは、「バクテリアによる汚染」だそうです。

加熱や再加熱が不十分な場合などに、症状が出たりします。

 

でも、一般家庭で、バクテリアを完璧に除去する(滅菌状態を保つ)ことなんて不可能なので、常識的な範囲で気を付けるので十分です。

 

アレルギーの症状として下痢になることも、まれにあると言われています。

 

全くバクテリアに汚染されていなくて、アレルギーの可能性もゼロで、それでも離乳食が原因で(胃腸の負担になって?)下痢になることがあるのかは不明です。

ミルクを薄めることで、本当に消化器官の負担を軽くすることができるのかも不明です。

 

余談ですが、摂った水分が原因で下痢が悪化する心配はしなくていいそうなので、水分補給は十分に!しましょう。

 

●関連記事●

どんなものをどのように与えるべきかのWHOの指導↓

「病中・病後は離乳食の回数を減らす」は間違い!?病気中の補完食の与え方

 

嘔吐下痢症の話付き↓

病気の赤ちゃんの母乳育児|授乳の様子の変化と対処法

 

バクテリア汚染を防ぐために↓

補完食は作って何時間以内に食べさせるべき?安全な食事のポイント5

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

2017/4/15更新

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コメント

    • poyopon
    • 2015年 10月 21日

    sumireさんこんにちは!
    現在9ヶ月の息子の育児に奮闘中のpoyoponと申します。
    生後間もなくの頃から、壁に突き当たる度このブログに何度となく助けられつつ今に至っています!この場を借りて、いつも本当にありがとうございます。
    離乳食と下痢について、それから病中病後の離乳食のポストも、大変勉強になりました。
    ところで、うちの息子は今、逆に便秘に悩まされています。離乳食開始前はすこぶる順調だったのに…食べる量が増えるにつれ、硬いウンチになってしまい、排便時も苦しそうです。
    とある本に、便秘してしまったら離乳食をいったんやめてみましょう、と書いてあり、ためしに母乳のみに戻したら翌日には便秘が解消され、よろこんだのもつかの間、また少なめの量から食事を再開しましたが、結局同じことの繰り返しになってしまいました。そりゃそうか…ってかんじですネ
    食べると便秘になってしまう場合の対処法も、もしご存知でしたら、教えていただけないでしょうか?

    • コメントありがとうございます!少しでもお役に立てましたら幸いです。
      赤ちゃんの便秘、私も悩みの種なのですが、これだ!という情報を知らないので、調べてみたいと思います(いろんな主張がありそうな分野なので、記事にできるような情報が得られるか分かりません)。
      赤ちゃんの便秘は悪化すると「痛い→出したくない→さらに出ない」の悪循環になるので、私の場合は「便秘くらいで…」と遠慮せずに、小児科を受診することにしています。
      ある時期になると、あっさり解決したりするんですけどね。。。排便が上手になるまで、長期間の付き合いになるかもしれません。

        • poyopon
        • 2015年 10月 27日

        お返事ありがとうございました!
        まさに、いろんな主張がある分野ですね…そして、複数の それぞれ相反する指導の狭間で揺れまくる新米母でございます…
        でも、揺れてる暇があったら、悪循環にはまる前に、わたしも小児科に行ってみたいとおもいます。
        ありがとうございました!!!

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