ただちに受診が必要な乳幼児とは|WHOガイドライン

医療関連職のスタッフが、乳児健診など赤ちゃんとコンタクトを取れるあらゆる機会に、見逃してはいけない徴候と、管理方法についてのガイドラインです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

5章 乳幼児の栄養法の継続的支援

5.5 問題を管理し、良い栄養法を実践するための支援

5.5.1 緊急に受診が必要な場合

乳幼児が下記に当てはまる場合は、ただちに大きな病院を受診させましょう

  • 意識がない場合やぐったりしている場合など、とても具合が悪いと考えられる場合
  • 深刻な栄養失調の場合
  • 飲み物や食べ物を受け付けない場合
  • 乳房への吸着の仕方を介助した後でも授乳できない場合
  • 大量に嘔吐する場合
    これは重い病気と危機的状況であることを示しているかもしれません。
    薬や経口補液などを摂取することができないと考えられるからです。

 

大きな病院に行く前に、いくつか手当をしておく必要があるかもしれません。

  • 重い感染症の可能性がある場合は、抗生物質を経口または筋肉内に投与する
  • 重いマラリアの症状には、抗マラリア剤を直腸または筋肉内に投与する
  • 子どもが哺乳可能なら、栄養失調の場合は特に、受診できるまで授乳を続けるように母親にお願いしましょう
    それができないなら、低血糖症を防ぐために糖水(100 mlあたり砂糖10 g)を与えましょう。
  • 体が冷えないようにしましょう。
    特に新生児と栄養失調の子どもは注意が必要です。

 

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2017/4/11更新

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