鉄分補給にはヘム鉄が一番!…って、何で?

食材に含まれている鉄分は、ヘム鉄非ヘム鉄(以下、ややこしいので“ただの鉄”と呼びます)に分けられます。

 

ここで言うヘム鉄とは、2価の鉄イオンと「ポルフィリン」という物質でできた錯体のことと定義します。

ヘム鉄はポルフィリンにキレートされています。

キレートとは「挟んで固定して保護する」、例えるならジェラルミンケースに入っているイメージです。

キレートされると酸化などの化学反応が起こりにくくなるので、小腸まで2価のまま到達できる可能性が高く、細胞を傷つけることもないと考えられます。

ヘム鉄は、ジェラルミンケースに入ったまま、小腸の壁を直接通過する(吸収される)こともできるようです。

 

一方、“ただの鉄”は鉄イオンがむき出し(フタを空けた「スティックのり」のイメージ?)です。

スティックのりのようにベタベタしてもろく、別の物質とくっついたり変質したりと、周囲の影響を受けやすいです。

 

 “ただの鉄”の中には、「2価の鉄」と「2価よりも酸化が進んだ3価の鉄」があります。

「2価の鉄(Fe++)」は小腸での吸収率が良いと言われています。

「3価の鉄(Fe+++)」は吸収率が悪く、細胞にダメージを与える性質があります。

 

小腸の壁には、鉄イオンの吸収をお手伝いする特別な物質が待っています。

たまたまこの物質と出会うことができた鉄イオンは、腸の壁を通過することができます。

 

鉄分不足になると、鉄イオンの吸収を助ける物質が増えることで鉄の吸収を調節する仕組みもあります。

 (鉄の吸収のメカニズムなどはまだ全てが解明されていません)

 

<ポイントのまとめ>

“ヘム鉄”の鉄イオンは別の物質と相互作用しにくいので、体にも優しく、吸収も簡単。

“ただの鉄”は別の物質と相互作用しやすいので、細胞にダメージを与えたり、すぐ吸収を邪魔されたりするなど、ヘム鉄よりも質は劣っていて、選ばれたものしか吸収されない。

 

続き→※1日の鉄分の推奨量ってホントに正しいの?

 

補完食についてのWHOのガイドラインは【第3章まとめ|補完食は離乳食と別のものです】を読めば、全てが分かります。

行儀が悪い・食べない・食べ過ぎる・アレルギーなどについての悩みは【離乳食の悩みから解放されたい!補完食のヒント集】をどうぞ。

2013/10/14更新

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