母乳はホルモンが出れば出る!?一度止めた母乳を再開する方法

一度母乳育児を止めたお母さんや、ほとんど母乳が生産されていないお母さんが、徐々に分泌量を増やすための、授乳の再開方法のガイドラインの続きです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

6章 例外的に困難な環境の乳児の適切な栄養法

6.4 授乳の再開

 

<乳房の刺激>

乳房を刺激することは不可欠です。

赤ちゃんが哺乳したいときはいつでも、可能なだけ吸てつさせましょう。

現在は十分な母乳が生産されていないとしても、以前母乳を飲んでいた赤ちゃんの多くは、喜んで哺乳しようとします。

吸てつすることでプロラクチンが分泌されます。このプロラクチンが乳房の乳腺葉を成長させ、母乳の生産を促します。

 

お母さんと赤ちゃんは、いつも一緒に過ごす必要があります。

スキンtoスキン・コンタクトカンガルーマザーケアをすると効果的です。

 

  • 赤ちゃんが哺乳したがる場合
    乳房へ上手に吸着できていることを確実にした上で、お母さんは赤ちゃんに少なくとも24時間で8-12回は頻繁に哺乳させましょう。

  • 赤ちゃんが哺乳したがらない場合
    乳房を優しくマッサージしてから1日に8-12回、20-30分手で搾乳することから授乳を再開してもいいです。

 

母乳を出すには乳首を刺激することと母乳を除去することが不可欠なんですね。その理由は以下からも読めます。

母乳を”出す”ホルモン、オキシトシン|仕組み

母乳の分泌を止める物質が、母乳中に入っている!?

 

より楽に、たくさん搾乳するコツは、タグ#搾乳をどうぞ。

 

母乳の再開方法のやり方の続きはこちらから↓

第6章まとめ|低出生体重児・緊急事態・HIVなど困難な状況での栄養法

2017/4/6更新

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