母乳を”作る”ホルモン、プロラクチン③リラックス効果

 

プロラクチンには、夜間授乳を乗り切るための仕組みも隠されているようです。

 

WHOガイドライン「乳幼児の栄養法」

第2章 母乳育児の生理学基礎

2.5 乳汁生産のホルモン制御

 

夜間にはより多くのプロラクチンが生産されます

夜の授乳は母乳の分泌を持続するために、特に効果的です。

 

プロラクチンはお母さんをリラックスさせ、眠くさせる作用もあるようです。

よって通常は夜間に授乳していてさえも、よく休むことができます。

 

 夜間授乳をしているはずだけど、よく覚えていない。と言うお母さんの話を時々聞きます。

これはプロラクチンのリラックス効果にもよるのかもしれません。

夜にわざわざ起きて授乳するのは大変だと思われがちですが、他にストレスにさらされていなければ、本当は、よりリラックスできるものなんですね。

 

授乳すると心地いいことを本能的に知っているから、大変だと思っていても授乳したくなったり、授乳している人を見るとなんだかうらやましく感じたりするのかもしれません。


<夜間授乳には特別な意味・効果もある>

とは言っても、育児にストレスは付きものだし、夜間に何度も起きる時期(必ず終わりは来ますが)なんかは本当に!つらいこともありますよね。

こんな大変な思いをしてまで付き合う意味は、親と子のお互いにとってあるの?と遠い目をしたことがある人は少なくないんじゃないかと思います。

しかし、WHO以外の、夜間授乳に関する科学的根拠のある話も総合的に判断すると、夜間授乳には応じるだけの価値があるようです。

 

周りに何を言われようと、これでいいんだと自信を持って、好きなだけ授乳していいんじゃないかなと思います。

母乳が作られる仕組みは【授乳のステップ①母乳が作られる仕組み】で基礎を押さえておきましょう。

その他にも、「母乳の出がよくなる仕組み」や「母乳中の免疫はいつまで効果があるのか」などについては、【第2章まとめ|誰も教えてくれなかった、おっぱいと母乳の基礎知識】を読めば、迷信に惑わされず、本当はどんな仕組みなのかを理解することができます。

2015/10/23更新

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コメント

    • うらこ
    • 2016年 8月 31日

    こんにちは。小2、3歳、8ヶ月の3人の子供の母です。
    ここにあるお話は、ほとんど初めてのことばかりで、驚きました。
    育児の常識は刻一刻と変わるのですね。

    現在、8ヶ月になったばかりの子が夜泣き真っ盛り。
    それまでわりとよく寝ていたのに、三週間ほど前から突然、30分~1時間おきにおっぱいを求めて起きるようになり、授乳をその都度しています。ここ3日間は朝3時半から1時間ほど起きるようにもなりました。

    離乳食はほとんど食べません。

    夜間の頻繁な授乳というのは、どの程度のことなのでしょうか?
    一晩に10回、というのはやはり、寝かしつけ方に問題がある、ということなのでしょうか?
    それとも、昼間の授乳が充分でなく、夜間に挽回しているのでしょうか?

    • 夜間授乳が急増したことと、離乳食を食べないことについて、自分のやり方に問題がないか心配していらっしゃるんですね。3週間もの間、頻繁に要求する赤ちゃんに対応されてきたのは、大変なことも多かったと思います。

      まず、順調に成長している0歳の赤ちゃんの、フィーディングパターン(授乳や食事の頻度や摂取量)が平均通りである必要はありません。一番重要なのは順調に成長しているかどうかで、それがクリアできているなら、「うまくやれている!」と自信を持てるといいですね(*^-^*)

      次に、夜間授乳の最適な回数は母子の組み合わせによって違うので、夜間授乳が多いことが問題になるのは、回数そのものよりも、「授乳をする母親が辛い」ということに尽きると思います。なので、夜間授乳(覚醒)を減らすためのノウハウは世界中で議論されていますが、ご存知のように、「正解があれば誰も苦労していない」ですよね。
      もしかしたら昼間の授乳を増やせば減るかもしれませんし、全く違う理由で必要としているかもしれません。私の経験では、生後半年頃・1歳頃・1歳半頃に夜間覚醒が増えたのですが、ちょうどそういう時期ということもありえます。

      「母親は全ての要求に応えなければならない」という必要はないようですが、私の場合は、児童精神学の世界で「夜間授乳に応えるたびに、赤ちゃんの財産がもりもり増えていく」というような話を知ってから、夜間授乳はとても価値のある行為なんだなと自信を持つことができました。

      母親にとって一番悪影響なのは、「孤軍奮闘している」と感じてしまうことのようなので、誰かと気持ちを共有し、睡眠時間をいつもより長く確保しつつ、ご自身の負担を最小限にできることを祈っています。

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